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言えずのアイ・ライク・ユー 第三話

とあるお方のリクエストで出来た今作!
R-13至上最大級の感動作!
あ、ちなみにラスト若干グロを含みます。
本編は【続きを読む】から!





「今日学校休んだって聞いたけど、どうしたの?」
「別に……」
「そ、そう……」
いつもの時間、迎えに来たこいつの車に乗って病院へ向かう。
当たり前みたいな顔して助手席を勧めるこいつの顔を見てたら、妙に腹が立ってしょうがない。
もちろん私は黙って後部座席に乗り込み、無言のまま病院へ付いて診察が始まった。

「顔……少し腫れてない?」
「……早く治療してよ」
「え?あ、あの……なんか怒ってる?」
「これも治療なの?」
「いや、これは違うけど……」
「じゃあ早く始めて」
同じ空気を吸うだけで吐き気がする。
声を聴くと虫唾が走る。

「わ、分かった……未来のゆで卵……」
そして私はまた眠っていく。
こいつの前で無防備になるのは怖いが、お兄ちゃんの為……。
待っててね……お兄ちゃん……。



「う、うぅ……」
「起きた?」
寝起きでこいつの顔とか最悪だ。

「治ったの?」
「そんな急には……」
「ちっ」
舌打ちして睨みつける。
自分で掛けといてよく言う。

「あ、でも!ちょっとは緩和されたと思うよ?自分から触るのならなんとか……」
「そう」
それならお兄ちゃんに……。

「あの……試してみる?」
「はぁ?」
「えっと……」
こいつなに言ってるの?
まさか自分で試してみろとか言ってるわけ?

「帰る」
「そ、そっか……」
私はそのまま真直ぐ車へ向かう。



「あのさ、俺なんかしちゃったかな?」
「……」
帰りの車の中でもしつこく話しかけてくる。

「マモ?」
「気安く呼ばないで」
「あのさ、もし俺がなんかしたなら謝る。でも出来れば教えて欲しい……俺はマモになにをしちゃったの?」
あぁ、気持ち悪い。
帰り事故って死ねばいいのに。

「マモ……」
何度も呼ぶな。

私は校門に着くとすぐに車を降り、振り返ることもなく去って行った。





「あのさ……話があるんだけど……」
「ん?なに?」
同室の高杉が話しかけてきた。
今朝もそうだけど珍しい。

「あんた……今付き合ってる人いるでしょ?」
「ナナナナ、ナニイッテルノ?」
「わざとか?」
「そんな人いないよ?」
笑顔で乗り切る!

「いや、バレバレだって」
「な、なんで知ってるの!?」
「いや、本人に聞いたんだよ」
「えええ!?」
お兄ちゃんが?
なんでなんで?
高杉とはどういう関係!?

「あんたの彼氏……てか許嫁だっけ?私それの妹なんだよね」
「……え?」
お兄ちゃんの妹?
いや、だってお兄ちゃんは古賀玉五郎だし……。

「兄、博人と付き合ってるんでしょ?」
「博人?」
あぁ、あの医者か。
あいつはずっと私を騙していただけで、付き合っているわけじゃ……。

いや、あいつの中では今も付き合ってるのか。
ここは話に合わせておいた方がいいな。

「うん、そうだよ」
「はぁ……まさか私の同室者が許嫁だとはね……」
「なんか言われたの?」
「いや、最近知ったんだけどね?あんまり兄とは交流ないし、家族とも疎遠だったんだけど、この前電話が来てね……鶴ケ谷マモって子と結婚を前提に付き合ってるって」
「そうなんだ」
「同じ学校だから知ってるかもとか言われたけど、なんか知らないって言っちゃった」
「へぇ……」
「あれ?興味無かった?」
「いや、そうじゃないけど」
部屋に帰ってまであいつの話とか正直嫌になる。
でもなにかヒントがあるかもしれないしな……。

「元々仲良し兄妹じゃないし、今更どうこう言うこともないけど、なんか……あぁ、違う。ちょっと待って」
「いや、別に急かしてないから」
「うん、そうだよね……私口下手だから……」
「知ってるよ」
そういや高杉って苗字同じだな。
お兄ちゃんもそんなこと言ってたかも。

「あの……お、おめでとう……私も、あんたが相手なら……嬉しいっていうか……」
「あぁ、ありがとう」
「でもおに!ちがっ!兄には言わないでよね!?私と同室とか!その……」
「友達だとか?」
「そ、そう……友達……えへへ……」
「あんたまさか……」
「な!なによ!」
「あんたまで私狙いなの!?」
「ちっげえええよ!」
「なんか友達ってキーワードで笑ってた!」
「うっせ!笑ってねえよ!私は二次元にしか興味ねえよ!せめて平面になって出直せ!」
「意味分かんないんだけど!?あれ!?今私貶されてる!?」
「なんにせよ!私の事は内緒!いい!?」
「まぁ……いいけど……」
こいつがあの男の妹か……。
でも高杉には罪は無いしね。
今まで通りの関係で……。

「ちょっと待って!」
「え?な、なによ……」
「そういやあんた……下の名前なんだっけ?」
高杉だと分かりにくいもんね。

「博美だよバカやろおおお!」
「ちょっ!枕投げんな!おい!」
意味分かんないけど、まぁいっか……。



「博美……寝たか……」
ん?ひろこだっけか?
どっちでもいいや。

それより……。

私はそっとベッドを抜け出し、トイレに籠る。
パジャマの中にあるものを隠して……。

トイレに座ると、私は隠していた物を取りだす。

「あぁ、まだ乾ききってない……」
それは昼間お兄ちゃんが置いていった私のパンツ。
白い液でベチョベチョのままだ。

「これって……精子……だよね?」
保健で習ったあの……。
男の人から出るやつ。

てか結局お兄ちゃん、なにも履かずに帰ったけどいいのかな?

それにしても凄い臭い。
博美にバレるんじゃないかって冷や冷やしたよ。

「クンクン……はぁ……なにこれ……凄い……」
脳みそが腐りそうな臭い。
それなのになんだか……。

「なに?股のとこが……」
熱い?
あぅ……ちょっと触りたくなってきた。

一度だけ、昔触ったことがあるけど、なんだか怖くてそれ以降やってない。
オナニーって言うんだよね?

クラスの子がやたらと進めてくる。
エッチなこと……。

私はそっとパンツを脱ぐ。
お兄ちゃんがずっと履いてたパンツ。

今日はお風呂も入ったふりだけして、パンツも履き替えてない。

「私がしても……大丈夫なのかな……」
身体が小さいのがコンプレックスな私には、更に気にしていることがある。
それがここ……。
皆は毛が生えてるのに、私はまだ生えてない。

寮には大風呂もあるが、これを見られたくないのであまり利用しない。
襲われそうという理由が一番だが……。

そんなことを考えながらも、手は勝手に動き、パジャマのズボンを脱いで、そっと大切な所を触る。

「うぅ……」
ちょっと濡れてる?
やだ……オシッコ?

「クンクン……」
違う、でもなんかこの匂い……。
エッチな感じがする。

「あぁ……んふ……」
ヌルヌルで……凄く滑る……。

私はお兄ちゃんが汚したパンツを嗅ぎながら、ひたすら指を動かし続ける。
どんどん頭がボーっとしてくる。

「あぁ、気持ちいい……」
これ、舐めたらどんな味がするんだろう……。

「だ、ダメだよ……そんなの……」
変態みたい……。

「でも……ちょっとだけ……はぁ、あぁ……レロ……んんん!」
舌先が痺れるみたいな感じ。
電気が頭の先まで突き抜ける。

大切な所がビクビク動いた気がした。

「にゃ、にゃにこれ……ほわぁ……」
凄い……。

「ひゃ、レロ……ふうう!レロ!レロレロ!チュチュチュ!ジュジュ!」
気付けば私は、夢中になってパンツを啜っていた。
指の動きは激しさを増し、抑えきれない快感が私を襲う。

「うううう!らめええ!なんか!きちゃううう!うぐううう!はぁっ!」
今までにない快感が一気に押し寄せ、腰が勝手にガクガク動く。
頭が真っ白になって立ってられない。

「はぁ……す、凄い……」
このまま寝てしまいたい気持ちを奮い立たせ、なんとかベッドへ戻る。

なんか疲れた……。
今日はこのまま……寝ちゃおう……。





「今日は学校行けそうなの?」
「うぅん……」
「昨日は病院行ったんでしょ?」
「まぁ……そうだけど……」
「あの……まさか治療とか言って、会いに行ってるだけだったりする?」
「はぁ?そんなわけないじゃん」
「そうだよね、ごめんごめん」
博美は昨日から様子がおかしい。
なんか一人で舞い上がってる。

あいつと私が付き合ってるって思ってるからだろう。
まぁそれが本当なら姉妹になるんだしね。

「ごめんけど、今日もちょっと休むわ」
「わかった、先生には言っとく」
だって今日もここにいたら、お兄ちゃんが会いに来てくれるかもだし……。

私はそのまま遅い朝食を取りに寮の食堂へ向かう。
体調不良で休むのは昨日からなので、寮長のおばちゃんも快く食事を出してくれる。

安静を言い渡され、部屋に戻るとそこには……。

「お!お兄ちゃん!?」
「やぁ、マモちゃん」
「どうやって入ったの!?」
「こっそり入っちゃった」
「も、もう……バレたら大変だよ?」
「大丈夫、慣れてるから!」
まったく、お兄ちゃんってば……。

「てかそれ私の服なんだけど……」
「ん?えへへ」
お兄ちゃんは私のパジャマを抱きしめながら、布団に包まっている。

「まったく……仕方ないなぁ……」
「ごめんごめん。マモちゃん!それより昨日どうだったの!?」
「それが……」
私は昨日病院であったことをそのまま伝える。



「そっか、あいつホント使えないね」
「マジで死ねばいいのに……」
「そんなこと言っちゃダメでしょ?」
「うぅ……だってぇ……」
お兄ちゃん優しいな、あんなやつのことまで……。

「あいつにはマモちゃんの魔法を解いてもらわなきゃいけないんだから」
「そ、そっか……」
「あいつを殺すのはその後だよ?」
「ころ?」
「うひひ、冗談冗談……」
今の顔、本気だったような……。

「そうだ、実は昨日そこそこ凄いことが分かって……」
「あぁ、同室の子、あいつの妹だったんだよね?」
「うえ!?なんで知ってるの!?」
「あぁ、マモちゃんのことなら全部知ってるから」
「そうなんだぁ……」
これが愛なのかい?
えへへ……。

「まぁあいつらの処分は後にして、せっかくだから試してみようよ!」
「処分?……ええっと、試すって?」
「自分からなら触れるんでしょ?」
「あぁ!そうそう!やってみる!」
「じゃあそうだね……まず脱ぐよ!」
「いやいや!そのままでいいよ!?」
お兄ちゃんは私の制止もなんのこと、服を脱いでいってあっという間に裸になった。

「あの……パンツぐらい……」
「あれ?僕の身体見るの嫌なの?」
「そうじゃなくて……」
すっごい見たいよ!
でもあんまりマジマジ見たらエッチな子だって思われる……。

「彼氏の裸が見たいって言うのは、普通の事だと思うよ?」
「そう……なのかな……」
じゃあお言葉に甘えて。

「わぁ……」
改めて見るお兄ちゃんの身体は、お腹だけでなく全体的にお肉が付いてて、ちょっぴりどころかかなりおデブさん。
身体中に毛も生えてて、それに……。

「おっきい……」
「チンポのこと?」
「う、うん……」
なんか見てるだけでドキドキする。
昨日も思ったけど、男の人って皆こんな大きいのが付いてるの?

「これは本当はもっと小さいんだよ?」
「そうなの?」
「好きな人といると大きくなるんだ」
「え?そうなんだ……えへへ……」
じゃあお兄ちゃんは、すっごく私のこと好きってことだよね?
嬉しいなぁ。

「なんか昨日とは全然違う」
「そうなの?」
「昨日は見てるだけでもちょっと怖かったけど、今日は大丈夫そう……」
「近づける?」
「うん!あ、でもでも……」
「分かってるよ、僕は動かない」
「ありがとぉ……」
私は近づいてお兄ちゃんの身体を隅々まで観察する。

「見られるの嫌じゃない?」
「マモちゃんならどこを見られても恥ずかしくないよ!むしろもっと見て欲しい!」
「そっか!じゃあいっぱい見る!」
近づくとお兄ちゃんの体臭が一層強く感じられる。
近くで見る振りをして臭いを嗅いで回る。

「クンクン……」
「マモちゃん僕の臭い好きなの?」
「ふえっ!?ちょっ!ちがちが!ちゃいますねん!」
「なぜに関西弁?ははっ!いいんだよ?どんどん臭い嗅いじゃって?」
「い、いいの?」
「ほら、こことか凄いよ?」
お兄ちゃんは右手を上げ、脇を突き出してくる。

「あぁ……」
脇を広げただけで臭いが広がる。
またちょっと大切な所が濡れてきた気がする。

「凄い……クンクン……はぁ……」
「あれぇ?マモちゃん、お股擦り付けてどうしたの?トイレ行きたいの?」
「ふえ!?あの!これは!」
「ごめんごめん、分かってるよ?」
「にゃ!にゃにがよ!」
「マンコ触りたいんでしょ?」
「マ、マンコ?」
「そう、お股の所のこと」
「ここ、マンコって言うの?」
「そう、マンコ触ると気持ちいいよね?」
「えっと……」
「恥ずかしいことじゃないよ?好きな人のこと考えたり、こうやって臭い嗅いでたら触りたくなるのは普通のことだよ」
「そう……そうなんだ……」
よかった、普通なんだ……。

「あの……その……」
「今も触りたいんでしょ?」
「う、うん……」
私は今普段着であるTシャツとミニのスカート姿である。
スカートの中に手を入れれば、パンツの上からそれが触れる……。

「いいよ?触って気持ちよくなっても」
「いいの?変じゃない?嫌いにならない?」
「むしろエッチなマモちゃんの方が僕は好きだよ?」
「そ、そうなの?」
気を使ってくれてるのだろうが、もう我慢出来そうもない。
私はお兄ちゃんの脇の臭いを嗅ぎながら、スカートの中に手を入れてマンコを触る。

パンツはもちろん履き替えてないので、お兄ちゃんが汚してくれたパンツのままだ。
お兄ちゃんの汚れを自分のマンコに擦り付けていると思うと、それだけでも頭がおかしくなりそうなほど興奮する。

「クンクン……はぁ……お兄ちゃん……私……」
「こっちの臭いが嗅ぎたいの?」
「うん……」
「じゃあお願いしなきゃ」
「あぅ……ここの……」
「どこ?」
「あにょ……チ、チンポ……」
「チンポがどうしたの?」
「チンポの臭い……嗅ぎたい……」
「チンポの臭い嗅ぎながらなにがしたいの?」
「お兄ちゃんの……お兄ちゃんのチンポの臭い嗅ぎながら!マンコ触りたい!」
「よし……嗅いでいいよ……」
お兄ちゃんが腰を突き出す。
私は膝をついてそれに顔を近づける。

お兄ちゃんが動けば、私の顔に当たってしまいそうなほど近く。
今なら……私からなら……。

「マモちゃん……キスしようか……」
「え!?」
急に言われて一瞬正気に戻る。

「初めてのキス、したくない?」
「し、したい……」
お兄ちゃんにキス……。

「どこにしたい?」
「どこ?」
キスって口にするんじゃないの?

「口……じゃないの?」
「本当に愛し合う二人なら、ここにするんだよ?」
お兄ちゃんは振り返り、お尻を突き出して両手で広げる。

お尻の穴が顔の前に来る。
昨日までの私なら卒倒してそうだが、今の私はその光景さえも楽しめる。

「ここに……キスするの?」
「マモちゃんからなら大丈夫でしょ?」
「うん……大丈夫そう……」
毛がいっぱい生えたそこには、拭き残しやトイレットペーパーのカスみたいなのが付いている。
でもなんでだろう……凄くここにキスしたい……。

「マモちゃん、キスの前に言うことがあるでしょ?」
「え?なに?」
「ほら……」
そうなのか、キスの前ってそんな風に……。

私はお兄ちゃんに教えられたままのことを口にする。

「私、鶴ケ谷マモは、マン擦りを扱きながらケツの穴にキスをして、お兄ちゃんへの永遠の愛をここに誓います」
口にした通り、私はマンコを擦りながらお兄ちゃんのケツの穴に口を近づける。

「はぁ、はぁ……ちゅ……」
「ふおおお!マモちゃんの可愛いお口が!僕の汚いケツの穴に!」
苦い……口を閉じてるのに苦い味が広がるみたい……。
でも心地いい……。

「マモちゃん!そのままそのまま!」
言われるままにそのままマン擦りを続ける。

「舐めれる!?そのままペロって!」
いいの?これ……舐めていいの?

「ペロ……ふううう!」
また頭がおかしくなりそう!
マン擦り気持ちいい!
ケツの穴美味しいよぅ!

「レロレロ!チュ!チュチュ!ペロ!」
「気持ちいい!すぐ出ちゃいそうだよ!」
「ジュルル!出してええ!お兄ちゃんの赤ちゃんの素出してええ!」
「舌を中に入れるんだ!ほら!」
「レロロ!はぁ!はぁ!ジュジュ!」
「すごいいい!ひぃぃ!出すよおおお!んん!」
「ひゃあああ!ひぎゅううう!」
お兄ちゃんが果てると共に、私もビクビクしながら何かに到達した。

「マモちゃんも逝っちゃったの?」
「ひゃ、ひゃい……?逝く?」
「そう、今のマモちゃんみたいに、気持ちよくてビクビクしちゃうこと」
「そ、そうかも……私逝っちゃった……」
「ケツの穴舐めて気持ちよくなっちゃったんだ?」
「うん、お兄ちゃんのケツの穴……美味しくて逝っちゃった……」
「可愛いね……」
お兄ちゃんが頭を撫でてくれた。

「ほら、綺麗にして?」
「こ、こっちも舐めていいの?」
「うん、もちろん」
お兄ちゃんはまだ精子が付いてベチョベチョのそれを差し出す。
でもさっきより小さくなったかも……。
私のこと好きじゃなくなったのかな……。

「はむ……おいひぃ……」
「レロレロしてみて?また大きくなるから」
「ほうらの?」
よかった、また大きくなるんだ。

「レロレロ……チュチュ……」
「おう!初めてとは思えない!上手いよ!マモちゃん!」
えへへ……また頭を撫でてくれた。

「すぐに逝っちゃう!ほら!全部飲み込めよ!?」
「ふう?レロレロ……」
「う!ううう!」
「うぶっ!うううう!?」
急に口の中に大量の液体が流れ込む。
これって精子だよね?
飲み込めって……に、苦い……でも……。

「ゴク……ゴク……ぷはっ!」
「はぁ、はぁ……全部飲み込んだ?」
「うん、ほら……」
私は口を開けて見せる。
息が生臭い……。
お兄ちゃんの臭いだ……。

「ペロ……」
「おぉ、言われなくてもお掃除フェラ出来るなんて、偉いね」
「フェラ?レロレロ……」
「チンポを舐めることだよ?マモちゃんはいいフェラ人形だね」
「私フェラ人形なの?チュッ」
「マモちゃんみたいにフェラが上手い子のことを言うんだよ?」
「えへへ……じゃあ私はお兄ちゃんのフェラ人形だね……ペロ……」
お兄ちゃんは褒める時頭を撫でてくれる。
それがなんとも嬉しい。

「ほら、フェラ人形ならザーメン残しちゃダメでしょ?」
「ザーメン?」
「精子のことだよ?」
「ふえ?ザーメン全部飲み込んだよ?」
「下に落ちてるでしょ?」
「え?あぁ……」
始めにお兄ちゃんが出したザーメン。
床に出てフローリングにかかっている。

「これ……どうするの?」
「よく出来たフェラ人形なら、舐めとって綺麗にするんだけど……」
「じゃ!じゃあ!私も出来る!」
またお兄ちゃんに褒めてもらうんだ!

私は跪いて、土下座するようなポーズで床を舐める。

「ペロ……ペロ……」
埃と一緒にザーメンを舐めとる。
お兄ちゃんのザーメンと一緒なら、埃さえ美味しく感じられる……。

「美味しい……」
「可愛いね……マモちゃん……」
お兄ちゃんが足で私の頭を撫でてくれる。

「えへへ……ふぶっ!」
足に力が入り、私の顔が床に押し付けられる。

「あはは!可愛い声!」
「え、えへへ……」
お兄ちゃんが喜んでる……。
嬉しいな……。



舐め終わってからお兄ちゃんに向き合い、ちょっとした我が侭を言ってみる。

「あのね?……お願いがあるの……」
「ん?なになに?」
「お尻……あの、ケツの穴にキスするのもいいんだけど、口にもしたいなぁ……とか……」
「あぁ、いいよ?」
「ホントに!?」
「うん!」
「じゃあ……」
私が顔を近づけようとしたら、なぜかお兄ちゃんは遠ざかる。

「ふえ?」
「ちょっと待って?今マモちゃんの顔、ザーメンで汚れてて臭いから、ちゃんと洗ってきてよ」
「あ、あぁ……そうだよね?」
「口の中もうがいして、出来れば歯も磨いて欲しいな」
「ごめんね?すぐそうするから……」
私は言われるままに顔を洗い、歯を磨いた。



「これでいい?」
「うん」
「じゃあ……チュッ!」
「むふ!」
私は身体に触れないようにそっとキスをする。

「レロレロ……」
さっきと同じように舌で唇を舐めて、口の中も綺麗にする。

「レロ……レロレロ……ジュジュ……ゴク……」
「はぁ……」
歯を丹念に舐めて、舌を絡める。
お兄ちゃんの唾液を啜り、汚れと一緒に飲み込む。

「はぁ……はぁ……あ、誓いの言葉言うの忘れてた」
「いいよ、あれはケツにする時だけでいい」
「そうなんだ?」
お兄ちゃん、私がビックリしないように動かないでくれてた。
本当に優しいな……。

「すっごく気持ちよかった……またしたいな……」
「うん、またしようね?」
また頭を撫でてくれる……。
そう言えば、頭なら撫でられても怖くないや……。
これも愛の力かな?





また嫌な時間が始まった。
治療の時間だ。

「じゃあ……まぁ座ってよ……」
私は促されるまま椅子に座る。

「今日こそ治せる?」
「う、うん……出来る限り急いでるから……もしかしたら……」
「相手に触られても大丈夫にして欲しいの」
「分かった……」
この男……なにが不満なの?
怪訝そうな顔して……。

「お金なら家に請求して、ちゃんと払ってくれるから」
「いや!お金なんて!」
「じゃあ早くしてよ」
「うん……未来のゆで卵……」
あぁ、憂鬱……早くお兄ちゃんに会いたい……。



「うぅん……」
「気分はどう?」
「治ったの?」
「うん、治療はこれで終了、完治したはずだよ」
「そう、じゃあ帰る」
なにか言いたげな男を無視して、私は立ち上がる。
あぁ、早くお兄ちゃんに会いたい。





その日の夜、私がまたオナニーしようとしていると、お兄ちゃんが窓を叩いた。

「お、お兄ちゃん?なにしてるの?」
「しっ!出てこれる?」
「ちょっと待って?」
私は急いで私服に着替えると、そっと外に出た。

「どういうこと?」
「いいから……見つからないようにまずはここを離れよう……」
お兄ちゃんに言われるまま、私は寮を離れた。
気付いてくれてるかなぁ?
私が普通にお兄ちゃんと手を繋げてること……。



「ここまで来れば安全だね」
「ここって……」
「マモちゃんの教室」
そうだ、私が普段授業を受けている教室。
二日休んだだけで、なんか久しぶりに感じる。

「なんでここに?」
「校舎の中は夜手薄だからね」
「よく知ってるね……やっぱりお兄ちゃんって学園の関係者なの?」
「まぁ……そうとも言うかな」
「へぇ……」
やっぱりそうなんだ。

「だから毎日会いに来れるんだね」
「うん、ずっと寮の近くにいるからね」
「そうなの!?」
「見つかったら拙いから、隠れてるんだけど……」
関係者なのに見つかったら困る?
変なの……。

「あ!それより!お兄ちゃん聞いて!私ね!」
「触っても大丈夫になったんだね?」
お兄ちゃんが私とずっと繋いでる手を上に上げて笑う。

「うん!凄いでしょ!?」
「よかった!これでセックス出来るね!」
「う!お兄ちゃん……直球過ぎるよ……」
私は顔を赤くして言う。

「えぇ?だって約束でしょ?」
「う、うん……だから……今日は……」
「マモちゃんの初めてを貰うね?」
「うん!」
やっとお兄ちゃんに触ってもらえる。
それに……あれが私に入るんだ……。

あれ?なんでだろう……。
一瞬高杉先生の顔がチラついた……。

「じゃあ、マモちゃんの裸を見せてよ」
「う、うん……ここで?」
私が普段使ってる教室。
なんかここで脱ぐのは更に恥ずかしい。

「もちろん!早く脱いで!」
「うん……」
私はTシャツを脱ぎ、肌着を露出させる。

「マモちゃんはブラ付けないんだよね?」
「うん……まだ……あの……お兄ちゃん小さいのって……」
「大好き!」
「即答!?」
なんだか嬉しくなって、すぐに肌着も脱いでしまう。

「すごい……マモちゃんの生乳……」
「うぅ……あんまり見ないで?」
「なんで?マモちゃん見られるの嫌?」
「恥ずかしいよぅ……」
「可愛いねぇ……触ってもいい?」
「う、うん……大丈夫……」
多分……だけど……。

「うぅ……」
お兄ちゃんの冷たい手が胸に当たる。

「だ、大丈夫……みたい……」
「ツルペタだぁ……ふへへ!」
「もう!あんまり小さいって言わないで!」
まったく……お兄ちゃんは……。

「ふにふに……どう?気持ちいい?」
「なんか変な感じ……」
あんまり自分で触ったこともないし……。
胸の周りをフニフニされてると、なんだかドキドキしてきた。

「ここは?」
「はぅ!」
「はは!変な声出た!」
「うぅ……」
乳首を急に摘ままれたら、誰だってそうなるよぉ……。

「ほらほら!」
「はぅぅ!コリコリしないでぇ……」
「じゃあ止めちゃう?」
「うぅ……もうちょっとなら……」
「触ってほしいの?」
「うん……もっと乳首触って?」
「じゃあ今度は……」
お兄ちゃんが口を開けて舌を突き出す。

「な、舐めるの?」
「レロ……」
「ひやぁっ!」
答えも言わずに私の乳首を口に含む。

「レロレロ!」
「ひひゃああ!にゃんか!変だよぉ!」
「ふふふ!マモちゃんは乳首が弱いんだね!」
「ふひぃ……」
「じゃあ今度は下も脱いでみようか」
「う、うん……」
私はスカートに手を掛けて、ゆっくりと下に降ろす。

「うほっ!もしかしてずっと履いててくれたの!?」
「う、うん……」
私が今履いてるのはお兄ちゃんがずっと履いててくれたパンツ。

「あの日からパンツ替えてないよ?お風呂も入ってないし、その……トイレの後も……」
「マモちゃんは汚いね」
「ふえええ!?だってお兄ちゃんが!」
「そんな汚い子、誰も好きになってくれないよ?」
「ええ!?そんな……」
だって……だってお兄ちゃんが言ったのに……。

「僕以外はね?」
「お兄ちゃん?」
「僕なら汚いマモちゃんも愛してあげる。マモちゃんが臭くても、セックスしてあげるよ?」
「本当に?」
「うん!」
「お兄ちゃん……大好き……」
私はパンツも脱ぎ捨て、生まれたままの姿になる。

「見て……私の汚い身体も……臭いマンコも……」
「うん……マンコがおしっこ臭いね……」
臭いを嗅がれるのが恥ずかしい。
でも全部見てもらいたい。

「本当なら舐めたかったけど、あんな汚い布を履いてたマンコは舐められないな」
「そんな……」
乳首を舐められただけであんなに気持ちよかったのに……。
ここを舐められたらきっと……。

「あの……お兄ちゃん……私なんでもするから……私のマンコ舐めて?」
「じゃあ綺麗にしてきてよ」
「ど、どうやって?」
「トイレに行って、お手洗いでマンコ洗っておいでよ」
「わ、わかった!」
私はすぐに服を着ようと……。

「そのまま行けばいいじゃん」
「え?でも……」
「どうせ誰もいないよ?」
「うん……」
私は裸のまま廊下に出て、コソコソとトイレに向かう。
いつもはすぐのその距離が、凄く長く感じる。

後ろからお兄ちゃんが付いてきてくれてなかったら、途中で挫けてしまいそうだ。

「着いた……」
「うん!上出来!」
「それも記念……なの?」
「もちろん!」
お兄ちゃんはビデオカメラを常に私に向けている。

「ほら!早く汚いマンコ洗っちゃいなよ!」
「う、うん……でも届かない……」
「片足上げて、そうそう……それでこうやって……」
「こう?冷たっ!」
私は片足をお手洗いの上に上げて、股を大きく開いたまま流れる水をピチャピチャとマンコに当てる。

「よく擦ってね?そうそう……」
「はぁ……エッチな気分になっちゃうよぉ……」
「よし、じゃあこれで拭きとって?」
「あ、うん……あれ?これって……」
体操服?
私のかな?

「高杉博美のやつだよ?」
「え!?な!なんで!?」
「いいじゃん、あいつの妹だよ?同罪だよ」
「で、でも……博美に罪は無いし……」
「僕のマモちゃんをおかしくした奴の妹だよ!?地獄に落とすべきだ!」
「え?それは……」
いくらお兄ちゃんの頼みでも……。

「未来のゆで卵」
あ……。



「さぁ、ちゃんと拭き取らないと風邪ひくよ?」
「うん!あぁ、あいつの体操服で拭いてると思うとスキッとするね!」
「そうでしょ?はは!マモちゃん!ケツの穴まで綺麗に拭いちゃって!」
「当然だよ!ふふ!あいつこれ着て体育するのかな!?」
いい気味だよね……。
あれ?なんでだろう……。
胸がチクチクする……。



その後また教室に戻り、私は横になったお兄ちゃんの顔の上に立つ。

「よく見える?」
「うん!マモちゃんのマンコ丸見えだよ!」
「じゃあ……近づくよ?」
「うんうん!」
私はゆっくりと腰を落として、マンコをお兄ちゃんの顔に近づける。

「あの……私の汚いマンコ綺麗に舐め舐めして下さい……」
「なんのために?綺麗にするだけでいいの?」
「私が気持ちよくなりたいから……お兄ちゃんの舌でペロペロされて、アヘアヘ言いたいから……」
「じゃあ、思いっきり気持ちよくなってよ!レロレロレロ!」
「ふひいぃ!しゅ!しゅごいいい!なにこれぇぇ!」
「はは!下からマモちゃんのバカ面丸見えだよ!?ジュジュジュ!レロレロレロ!」
「見てええ!私のバカ面あああ!あひいい!」
私はビンビンに立った乳首を摘まんで引っ張りながら、腰をグリグリ動かしてお兄ちゃんの顔に擦り付ける。

「マモちゃん腰動いてるよ?」
「きもひっ!よくへえええ!あひっ!」
「レロレロ……ふふふ!はい!ここまで!」
お兄ちゃんはそう言うと、急に立ち上がってしまう。

「な、なんでぇ?もっと舐めてぇ……」
「次はマモちゃんが気持ちよくしてくれる番でしょ?」
「しますぅ……気持ちよくするからぁ……」
「うん、その後で、マモちゃんの中に入れてあげるからね?」
「はひぃ……」
私は四つん這いでお兄ちゃんに近づき、必死にチンポを舐める。

「はぁはぁ……レロレロ……」
「ねえマモちゃん、汚くて臭いマモちゃんにピッタリの姿にしてあげようか?」
「はひぃ……?はぶっ!?」
なにかを急に顔に被せられる。

「なにこれ……はぅ……」
「分かった?」
「うん……この臭い……私のぱんちゅだぁ……」
お兄ちゃんが履いてたパンツ、私がずっと履いてたパンツ……。
今私、顔に被ってるんだ……。

「変態みたいで可愛いよ?」
「ありがとぉ……レロレロ……」
私はパンツの端から舌を出して、お兄ちゃんのチンポを舐める。

「ほら、もっとケツ振って!」
パシッ!

「いぎっ!?」
お兄ちゃんにお尻を叩かれる。
なんで?
こんなことでも気持ちいいなんて……。

「はひぃ!ケツ振りましゅうう!」
「ほらほら!口が止まってる!」
「ふぶぶ!?」
鼻の穴に指を入れられ、そのまま持ち上げられる。
パンツの臭いが鼻を通って、頭の中に広がる。

「ぶひいい!ふっ!ふっ!」
私はそのまま、必死にケツを振りながらチンポを舐める。

「ふひひ!いいよ!凄く無様で可愛い!」
「ぶぼっ!ぶぽっ!ぶひ!ぶひぶひ!」
お兄ちゃんに喜んでもらえるように……。
もっとエッチに……。
もっと無様に……。

「ほら!どけっ!」
「ぶびぃ!」
お兄ちゃんに蹴飛ばされて、私は仰向けで転がる。

「股開け!」
「ぶひひ!」
急いで股を開いてマンコを見せる。

「ほら!くらえ!」
「ぶほっ!ひぎいいい!」
躊躇なくお兄ちゃんのチンポが私のマンコを貫く。
膜が破れる痛みが襲うが、お構いなくお兄ちゃんは動き始める。

「うほおお!気持ちいい!マモちゃん!もっと締めて!」
「うぎいいい!いだいいい!いだい!いだいいい!」
「五月蠅い!気持ちいいって言え!」
「はひいい!気持ちいい!気持ちいいでふうう!」
「もういいよ!さっきみたいにブヒブヒ鳴いてろ!」
「ぶひ!ぶひひ!」
お兄ちゃんが腰を動かす度に、私の身体が大きく揺れる。
背中が床に擦れて痛いが、それよりもマンコが燃えるように熱くて痛い。

「ぶっふ!ぶひひ!ぶぼおおお!」
「ほら!自分で鼻の穴に指入れて笑え!」
「ぶひっ!ふっ!ぶふひ!ぶひぶひ!」
私は言われるままに人差し指と中指を鼻に入れて、無理矢理笑顔を作る。

「はははっ!最高だ!最高だよ!ううう!逝くぞ!お前も逝け!」
「ぶひっ!?ぶふふふ!ぶぎいい!」
「う!うう!出る!出るぞおおお!」
「ぶひいいい!いぎゅううう!ぶぎいいいい!」
お兄ちゃんの熱いザーメンが、私のマンコの奥の方で流れ出て、私は言われるままに逝ってしまった。

「ぶ、ぶひぃ……」
指を鼻に入れたまま、腰をビクビク動かしている私を、満足そうに見つめながら撮影するお兄ちゃん。

よかった……お兄ちゃんが幸せそうで……。

「ごめんね……お兄ちゃん……」
「ん?なに?」
あれ?なんでだろう……。
今私なんて言ったの?
何故かその後、しばらく涙が止まらなかった。





「なぁ、なんなの?急に話って……」
「着いてから話す」
私は今、博美と一緒に博人の車に乗っている。
学校には体調が悪い私の為の付き添いということになっている。

「それにしてもマモと博美が同室とは……」
「ごめん、なんか言いそびれて」
「それはいいけど……」
博美も博人も今日のことはなにも知らない。
博美は私が急に呼んだのだから。

「病院に行けば……いいんだよな?」
「うん」
「でも治療は……」
「いいから」
有無を言わせず病院へ向かう。



「着いたけど……」
「とりあえず……席外してくれる?」
「え?い、いいけど……」
私は博人を外に出させ、博美と二人でベッドに腰掛ける。

「あの……話ってなんなわけ?」
「うふ……」
「え?ちょっ」
私は息を止めて博美の口をハンカチで押さえる。
すぐに博美の意識は無くなり、それを確認したのちに部屋の窓を全開にする。

クロロホルム、お兄ちゃんが渡してくれたこれで博美を眠らせた。
私の逆襲はこれからだ。

出来るだけ窓から首を出して、外の空気を吸うようにする。
ここで私まで寝てしまったら元も子もない。



「あの……そろそろ入ってもいい?」
一時間は経過しただろう。
暇つぶしに本を読んでたら時間を忘れていた。

「いいよ」
「あの……って、博美寝てるのか?」
「話してたら寝ちゃったみたい」
「なんだよ……」
「でも、これで決心がついた」
「な、なんの?」
「私を……抱いて?」
「い、いいのか?だってマモ……」
「怒ってたんじゃないよ?ちょっと怖かっただけ……」
「そうなのか……」
「ここでして?」
「で、でも……博美が……」
「私ね?博美と付き合ってたんだ……」
「……えぇ!?」
「だから今日ここに連れてきたのは、その話をする為……」
「ちょっ!?どういうこと!?」
「しっ!博美起きちゃうでしょ?」
本当はこんなことでは起きない。
かなりの量を吸い込んだせいか、博美が起きる様子は無い。

「もちろんあなたと付き合う前だけどね?」
「そう……だったのか……」
「だから実は初めてじゃないの」
「そ……か……」
こんなの信じるとかどうかしてる。
本当は昨日お兄ちゃんにチンポ突っ込んでもらって、汚い膜破りとってもらっただけなのに。

「それでもしてくれる?」
「あ、あぁ……もちろんだ……」
「じゃあ……」
私はその場で服を脱いで、大嫌いな男に抱かれた。
男は実の妹が隣で寝ているのに、嬉しそうに私を汚していった。

正直吐き気と眩暈がするが、必死に耐えた。
これもお兄ちゃんと一緒になる為だ。



「マモ……」
男はすぐに逝き果て、満足そうな顔で私を見る。
今日何度目か分からないキスの催促を、私はまたも拒否する。
だってキスは好きな人とするものだから。

気持ちよくもなんともなかった。
不快で死にたくなった。
でもやっと終わる。

これで……。

射精した満足感からか、後ろから忍び寄るお兄ちゃんに気付きもしない。
馬鹿な男……。

「ひぎっ!」
お兄ちゃんがスタンガンで男を眠らせた。

「さぁ、ショータイムだ」
ここからはお兄ちゃんの復讐。
私を汚そうとしたこいつへの……。





「おい!起きろ!おい!」
「……え?な、なんだ?」
頭が痛い……。
なんで俺……。

「殺人、並びに婦女暴行の罪で逮捕する!」
「……え?」
目の前には見慣れない男。
いや、警察?

「ひろにぃ……なんで……こんな……ひろみぃ……」
その隣では、受付をやってくれている妹の博子が泣き崩れている。

「ちょっ!?どういうことですか!?」
俺は驚いて辺りを見渡す。
見慣れた自分の診察室。
そこには毛布を纏ったマモが……。

なんで?
なんでそんな汚いものを見る目で……。

「その人が……急に……ううっ!信じてたのに!」
「もういい、ここにいてはいけない……」
「返してよ!博美を!博美を返してよおおおお!」
博美?
なに言ってるんだ?
そうだ、博美は……。

「え?」
そこにはマモと同じ毛布を掛けられた博美の姿。
しかしその顔には血の気が無く……。

いや、毛布が赤い?
血?
なんで、周りにも……。

「ひ……ろみ?」
俺は警官を押しのけ、博美に近づく。

「博美!?」
「おい!なにしてるんだ!取り押さえろ!」
「近づくな!おい!」
「な……んで?」
毛布を取ったその下には、裸の博美の身体があった。

身体には無数の刺し傷、血が大量に流れている。
胸は抉り取られ、見るも無残になっている。
そして女性の部分に、なぜかモップが差し込まれて……。

「うぅ!うげえええ!」
「おい!こいつ吐いたぞ!?」
「おいおい!自分でやっといてそりゃないだろ!」
自分で?冗談じゃない……。

あ……れ……?

なんだ?この血……。

なんで俺の手に?





「凶器の指紋が全て一致した。あの子の体内からも君の体液が検出された」
留置所で過ごした一晩は、今までのどんな日よりも長く感じた。

「被害者の鶴ケ谷さんからの証言もある、これで確定だな」
「俺はやってない……」
「もういいんだ……それともなにか?心神喪失で無罪でも狙ってるのか?お偉い精神科医の先生らしいな!反吐が出る!」
「ち、ちが……」
「少なくとも!被害者の体内から検出された体液のDNAは完全にお前と一致したんだ!双子の兄弟でもいるのか!?あぁ!?」
「た!確かに……俺はマモと……」
「ほら見ろ!お前が犯したんだろう!あぁ!?あんな小さな子を!」
「マモは俺の許嫁だ!」
「それは親が決めたことだろう!あの子は否定している!」
「そ、そんな……」
「いくら彼女、許嫁だからってな……無理矢理襲ったら犯罪なんだよ……それも相手は未成年だぞ?しかもお前は!実の妹まで!」
「博美を殺したのは俺じゃない!」
「あの子が全部見てるんだ!スタンガンで脅してセックスを強制し!それを見てしまった妹をあんな残虐なやり方で殺したところをな!」
「そ!そうだ!スタンガン!俺は急に襲われて!」
「鶴ケ谷さんが最後の勇気を振り絞って、お前に浴びせたんだよ!」
「違うんだああああ!」
なんでだよ……。
なんで俺が……。

「お前の刑は重いぞ……二度と出て来られると思うなよ……」
なんでそんな目をするんだよ……。
俺は……俺は……。

「マモに会わせてくれ!お願いだあああ!マモおおおお!マモおおおお!」
しかし返事は無く、隣の房から壁を蹴る音が聞こえるだけだった。





「はぁ、それにしても本当にあの日は傑作だったな」
「上手くいってよかったね!」
私は今、学園を止めて一人で暮らしている。

あの事件の後、と言っても自分がまき起こした事件だが、私は一人になりたい、誰とも会いたくないと言って学園を去った。
両親は私の言うままにマンションを用意してくれ、今は悠々自適な生活をしている。

「あ、お兄ちゃん。今月のお小遣い入ったみたいだよ?」
「そうなの?じゃあ何買おうかなぁ……」
私のお小遣いは月々親から振り込まれる。
まぁ使うのはお兄ちゃんだが。

買い物は基本ネットで済ます。
よくて私が買出しにコンビニに行くぐらいだ。

「とりあえず欲しかったゲーム買っとくか」
「この前買った服はいつ届くの?」
「今日ぐらいじゃね?」
お兄ちゃんは私の為に服も買ってくれる。
スケスケの奴とか、ボンテージ?とかいうのとかだけど。

ちなみに今は全裸だ。
顔に汚くなったパンツを被って、首には首輪を付けてはいるが……。

「お兄ちゃん!私おしっこしたい!」
「しょうがないなぁ……ほれ、ここにしろ」
「わん!」
私はお兄ちゃんが差し出したトイレに跨る。
私のトイレはお兄ちゃんがその時渡してくれたものだ。
今日はコンビニ弁当の蓋がそうである。

「く、くぅん……」
「くっさいなぁ……」
「ごめんなさい……」
「ほら、拭いてやるよ」
「わん!」
お兄ちゃんは私の顔にあるパンツを取って、私のマンコを拭いてくれる。

「ほら、また被ってろ」
「うん!マモのマンコ拭いてくださり、ありがとうございます!」
さっき自分がしたおしっこが入った蓋に、顔が付くように土下座をする。
顔がおしっこに浸り、パンツがグチョグチョに濡れる。
私は床が濡れないように、滴り落ちるおしっこを身体に塗り込む。

「お兄ちゃん!次の撮影はいつなの!?」
「そうだなぁ……リクエストも来てるし、そろそろするか……」
実は私、今ちょっとした有名人なのだ。
海外のサイトで、キチガイとして紹介されてるからなんだけど……。

始めはお兄ちゃん以外に裸を見られるのは嫌だったけど、今では自分から喜んで変態行為を撮影するようになった。
部屋の中だけじゃなく、外でのエッチも頻繁にしてる。

そのサイトでは、私の変態行為が全て動画で見られるようになっている。
なので全世界の人に、私の排泄シーンや無様な顔、マンコの奥や性感帯、全てが知られている。

「お、これ100万ダウンロードいったみたいだぞ?」
「凄い!それだけの人が見てくれてるってこと!?」
「お前の知り合いも見てるかもよ?もしかしたら両親にももうバレてるんじゃね?」
「ええ?恥ずかしいよぉ……」
顔は隠しているものの、パンツを被っているだけなので、分かる人には分かるだろう。

お兄ちゃんが何気なく動画を再生させる。
そこには全裸で土下座をする私の姿が……。

『キチガイなマモのバカなマンコ面をいつも見てくれている皆様、ありがとうございます』
カメラが動き、私のマンコやケツの穴まで映し込む。
ケツ穴がヒクヒク動いているのが丸わかりだ。

『今日は皆様の命令通り、公衆便所を舐めて清掃、および残ったウンコは全部飲む。を実行しようと思います』
土下座しているのは近くの公衆便所の中だ。
この時は床が冷たくて気持ちよかったなぁ。

顔を上げた私の顔は、パンツごしでも卑猥に歪んでいるのが分かる。

『是非、惨めなマモの姿を見て、笑って下さい!』
こんな汚い私を見て、喜んでくれる人が大勢いる。
そしてなにより、大好きなお兄ちゃんがいつでもそばにいてくれる。

私は本当に、幸せ者だ……。
[ 2014/01/20 08:51 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

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