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ワンサポンな時間 ~シンデレラ~

出来る限り短く!
をテーマにお送りするショートストーリー!
一時間で書き上げるのが目標だったのだが、結構かかってた事実!
次はサクサク終わらせる!
ではでは本編は【続きを読む】からどうぞ!



むかしむかしあるところに、心優しく愛らしい幼女がいました。
幼女は働き者の父と大好きな母と、慎ましくも幸せに暮らしていました。
しかしある時、母は病に倒れ帰らぬ人となってしまうのです。

悲しみに耽る幼女と父でしたが、生活の為、幼女の為にと父は再婚を決意します。
新しく出来た義母には娘が二人いました。
幼女には一度に母と二人の姉が出来たのです。

しかし二人の姉は中の下ぐらいの顔立ちだったので、極上美幼女と並ぶと完全にモブキャラになってしまいます。
それを嫌った義母は必要以上に幼女を虐げるのです。

辛い仕事は全て幼女に任せ、着替える服もなく、お風呂に入ることも許されませんでした。
幼女の頭にはいつもかまどの灰が付いており、灰被りという意味でシンデレラと呼ばれていました。

ほどなくして父が倒れました。
原因は義母の無駄遣いをカバーする為の過労です。

それからシンデレラの待遇は更に悪化していきました。
義母達が遊んで暮らすお金を稼ぐために、働かされたのです。

しかしシンデレラはまだ幼く、真っ当な働き口などありません。
お金を稼ぐまでは家にも入れて貰えない。
シンデレラは今日も義母に言われた通り、街で男に声をかけます。


「あ、あのぉ……」
「ん?なんだね?あいにく今あげられるような物は持ってないんだが」
狙うのはよく食べて太った男がいい。
金に汚そうな醜い姿の男ならなお効率が良い。
義母の言いつけ通り上客に取り入るシンデレラ。

「ち、違うんです、物乞いじゃなくて……」
「どうしたんだい?」
「わたし、しばらくお風呂に入ってないんです……」
「うぅん、そのようだね?」
「だからお股が痒くって……」
シンデレラは短く切られたスカートを持って、モジモジしています。
それを見た男はやっとシンデレラの顔を見て驚きます。
灰を被ろうとも衰えないその愛らしさに。

「そそ!それで!?どうしたって言うんだい!?」
「大人の人が綺麗に洗ってくれると助かるんですがぁ……」
「あ!洗う!?どうやって!?」
「ペロペロしてくれますかぁ?」
首をコテッと曲げると同時に、腰まで伸びたブロンドの髪が揺れます。
何度も練習させられて、完全にマスターした上目遣いが男に炸裂します。

「よろこんでええ!」
「じゃ、じゃあ、ここじゃ恥ずかしいからお家に来てくれますか?」
「え?お家?家族がいたりは……」
「みんなしばらく帰ってこれないのぉ……」
「なに言ってんだよ!俺がついてるってばよ!」
男は取り乱して、普段使わない言葉が口を突いて出てきているようです。

「はぁ!はぁ!ほら!もっと足を広げて!」
「はいですぅ!シンデレラの汚いまんこ!おじさまの舌で綺麗にしてくだしゃい!」
「いいぞ!ほら!中まで綺麗にしてやるよ!」
「うにゅう!ひゃわわわ!気持ちいいれしゅぅ!」
「そ、それじゃあ……おじさんがもっと綺麗にしてあげるから、ここを自分で開いてごらん?」
「こうれすかぁ?」
「そのまま目を瞑って?そう、そのままだよ?」
「おじさま?なにをしてるんですかぁ?」
「中まで綺麗にするには、なにか入れるのが一番だろ?」
「うぅ?痛くないですかぁ?」
「ちょっと痛いかもだけど我慢だよ?」
「はい……」
シンデレラは知っていました。
男がなにをしようとしているのか。
それでもなにも知らないふりをしてじっと待ちます。

「い!入れるよ!?」
「ふにゅううう!いたいれすうう!」
「我慢しろ!うぅ!キッツキツだああ!」
「はううう!激しっ!激しすぎれすうう!」
「な!?お前処女じゃないのか!?」
「いつも入れてる棒より気持ちいいい!」
「ははっ!とんだエロガキだ!その年でもうオナニーしてるのか!」
「はぁ、はぁ……オナニー?」
「ほら!こう言ってみろ!」
「ひゃいいい!シンデレラのロリマンは!毎晩棒を突っ込んでオナニーしているので!すぐにエッチくなっちゃうビッチマンコに開発されていましゅ!おじさまのおちんぽ様を頑張って咥えるので!好きなようにオナホールマンコ使ってくだしゃいいい!」
「ほら!出るぞおおお!」
「いぎゅううう!いっじゃうううう!」
二人がビクビクと動いた後、階段から誰かが降りて来る音がしました。


「あーら?あなた、大変なことをしてくれましたね?」
「ななななな!?なんでえ!?誰もいないんじゃなかったのか!?」
「お黙りなさい!私の可愛いシンデレラ?大丈夫ですか?」
「お、お義母さま……」
「ちち!違うんだ!これはこの子も同意の上で!」
「お義母さま!怖かったです!」
「おぉ、よしよし。もう大丈夫ですよ?」
「そ、そんな……」
二人の姉も降りてきました。

「おいおい、こんな子どもに手を出すなんてなに考えてんだ?」
「こりゃあ牢獄行きだね」
「ちょっと待ってくれ!そんな!」
「安心しなさい?」
義母が妖艶に笑い、男に近づきます。

「対価があればいいのですよ」
「対価?」
「取り返しのつかないことをしたとはいえ、責任はこの子にもあります」
「そ!そうだ!こいつが誘ってきたんだぞ!?」
「だから、対価を支払って今日を無かったことにしませんか?」
「金を……払えって言うのか?」
「あなたにとっての対価がそれだというのなら、ですよ……」
「わかった……」
こうして男は有り金を全部置いて帰っていきました。


幼く瑞々しい身体を餌に金を集める。
初めはこの手口でいくらでも稼げたのですが、いつまでも皆騙されてはくれませんでした。

シンデレラは街で噂になり、美人局の続行はもはや不可能。
もうこんなことをしなくてすむと安心していたシンデレラでしたが、義母の悪知恵は底なしでした。

今度は一度騙した男達に、もう一度試さないかと持ちかけたのです。
一度に入る金額は減りましたが、収入が安定し始めました。
シンデレラは来る日も来る日も犯され、なおも男達に飽きられないように努力させられました。


マグロのままではいつまでも客はつかないからと、セックスのテクニックを幼い身体に叩きこまれました。
今では本気を出せばどんな客でも、一瞬で果てるほどの腰遣いを手に入れました。

それでもまだ義母は満足しません。
客を増やす為にシンデレラの歯を全て抜き、フェラ専用にしました。
全て乳歯だとはいえ、歯が生えるまでは客が咀嚼した食べ物しか食べることが出来ません。
客たちは面白がって食べ物に精子を混ぜたり、床に吐きだしたそれを這いつくばって食べさせたりしました。

お客を楽しませる為に、数々の芸も仕込まれました。
トイレは客の許可が無いと出来ません。
目の前で出した後は、糞尿に顔を付けるようにして土下座し、お礼を言うのです。

他にも愛らしい鼻の穴に枝が何本入るかだとか、お尻の穴に豚の便を入れたりだとか、とにかく下らないことを大真面目な顔をしてやらされたのです。

何日も履き続けたパンツを被って、街を歩かされたこともありました。
身体をモップ代わりにされて、トイレを洗われたこともありました。

面白半分で身体に卑猥な刺青を入れられ、乱暴に扱われていた乳首やクリトリスは伸びきり、綺麗だった陰部は黒くくすんでしまいました。


そうして、シンデレラがボロボロになって、もう何の価値も無くなった頃、ようやく義母が言いました。

「シンデレラ?もう一生遊んで暮らせるほどのお金が手に入ったから、お前はどこえなりと消えていいですよ?」
「……ありがとうございます」
シンデレラはボロ雑巾のような布一枚を纏って、街を、国を出ました。
この国にはもう、シンデレラのことを知らない者はいないからです。

何日も何日も歩きました。
路銀が無くなれば身体を使って稼ぎました。
そうしてやっと国を出て、隣の国のスラム街に住みつきました。

しかし国が違っても生活は変わりませんでした。
シンデレラに出来るのは身体を売ること、それだけだったからです。


そんな暮らしを続けていたある日、お城で舞踏会が開かれることを知りました。
なんでもこの国の王子様がお妃様を決める為に開くのだとか。

シンデレラは浮かれる街を見て思います。
私も行けたらどんなに楽しいのだろう。

そしてシンデレラは自分の身体を見降ろします。
ボロボロの布に包まれた自分。
その下には醜くい刺青と卑しい身体があるのです。

「舞踏会……かぁ……」
シンデレラはその言葉を口にするだけで恥ずかしくなりました。
そしてそれと同時に、胸が締め付けられるように痛むのです。

「おお可愛そうなシンデレラ!」
「……今日のご飯、買って来なきゃ」
目の前に現れたのは、舞踏会と言うよりは仮装大会に行きそうな、無駄に派手な女性。
手には先端に光る何かが付いた棒を持っています。

「締めサバが安いって言ってたなぁ……通りに行ってみよ」
「なんて可哀そうなシンデレラ!」
なるべく目を合わさないように、そっと立ち去ろうとするシンデレラ。
それでもなお派手な女性は、シンデレラの行く手を阻みます。

「舞踏会に行きたいのですね!?」
「あ、結構です……」
シンデレラは長く詐欺の片棒を担がされていた経験から感じました。
これは同種の人間だと。

「いや、あのね?違うの。私そう言うのじゃなくてもっと……ね?トュルリン!みたいな!?」
「お姉さん綺麗なんですし、もっとやり方変えた方が手っ取り早いですよ?」
「あら?ほんと?きれい?やっだぁー!もう!私もまだまだ現役!ってかぁ?」
「じゃ……」
「って行かせるかー!」
シンデレラは唐突に思います。
なにかが変だ……と。

「変だ……なんで……」
「やっと気付いてくれたの!?そう!私は妖精……」
「なにやってんですかあなた!こんな貧乏人捕まえて詐欺ですか!?しかもこんな幼い私を!詐欺師にだってプライドってもんはあるでしょう!?あのババアだってねえ!金持ちで有り余ってるやつしか狙いませんでしたよ!義賊ぶれって言ってるんじゃないんですよ!最低限のマナーってのはあるでしょって話ですよ!」
「あれ?私もしかして怒られてる?」
「言ってみなさい!私からなにを取りあげようって言うんですか!?こんななにもない私から!」
「あの……舞踏会に……」
「で!?見返りは!?私に恩を売っていいように使うって腹ですか!?ああもう!ロクなやつがいない!なんなのよ!誰か一人でもいいから私を助けようっていう人はいないわけ!?」
「いや……だからね?助けたいなぁーっとか……」
「声がちっちぇえよおお!聞こえねえなあああ!」
「すいません……」
最近の若者はキレやすい。
むかしむかしでも言われていたことでした。


しばし行き違いが続きましたが、シンデレラはやっと落ち着いて話を聞くことが出来ました。

「で?あんたは妖精で?私を魔法でお姫様に?」
「サー!はい!そうです!サー!」
話す前と後ろにサーを付けろ。
小一時間前から徹底されていました。

「見返りは?」
「サー!幸せなあなたが見たいから!サー!」
「けっ!」
どうやら擦り切れていたのは、身体だけでなく心もだったようです。

「じゃあいいや、信じてやるよ。ほら、かけてみろ」
「え?いや、あのー」
「っんだよ!結局できねーんじゃねえか!もう一回あれやるぞ!?」
「ひいいい!それだけは!それだけはご勘弁を!」
あれとはなにか……いや、止めておきましょう。

「違うですよ!色々必要なんです!」
「ほら!きたよ!タダじゃないんですよー?ってか!?」
「いやいや!そんな大層なものは!かぼちゃとかねずみとか……」
「持ってこい」
「え?」
「一回しか言わない」
「サー!持ってきます!サー!」
シンデレラが持ち出した爪切りを見て、顔を青くした妖精が去って行きました。
もう戻っては来ないだろう。
そう思ったシンデレラは買い出しに出かけ、帰って来た頃にはすっかり忘れていました。

「んだよあのエロ亭主、金払うって言ってんのに身体要求してきやがって。貧乏人にはようはねえってんだ」
「あ、あのー」
「は?あんたまだいたの?」
「取ってきました!」
そこには魔法に必要と思しきものが揃っていました。

「え?まだやんの?私これからご飯なんだけど」
「一回だけやらせてくれません?私これで帰ると、もう二度と立ち直れない気が……」
「まああんたの気が済むならいいや、やってみな?」
「ありがとうございます!」
こんなはずじゃなかった。
就職した頃はもっと夢のある仕事だと思っていた。
それが今ではどうだ?
ボーナス貰うまでの我慢、有給まだ残ってるしなぁ、そう思いながら働く自分。

「夢は沢山の人を幸せにすることです!」
この前面接に来ていた若いのが言っていた。

「幸せにって具体的にどうやって?」
「いや、それは……魔法で?」
「魔法で幸せにするだけなら誰でも出来るじゃん。あんたはどうやるのって聞いてんの」
圧迫面接、夢見る若者が私には眩しすぎて。
幸せにしたいって……そんなの私だってそうだ。
それでこの仕事続けてるんだ。
あれ?そうだっけ?

「おい!妖精!」
「あ!はい!」
「はよやれや?」
「うっす!」
一瞬正気を無くしかけていた妖精でしたが、すんでの所で持ちこたえたようです。
妖精がステッキを振るとカボチャは馬車に、ネズミは馬と御者に、トカゲはお付きの者へと変わりました。

「はぁ……すっげ」
「リアクション薄くない!?」
「で?私は?こんなんじゃ行けないっしょ?」
「チチンプイプイノー」
「ちょっとトイレ……」
「あ、すいません」
トイレから戻ると再度魔法をかけて貰うシンデレラ。
するとどういうことでしょう、ボロボロの布きれだったそれは、綺麗なドレスになっていくではありませんか。

「それと最後にこれね?」
ドヤ顔の妖精がパッと足元をステッキで指すと、シンデレラピッタリのガラスの靴が現れました。

「ほら!これであなたも立派なお姫様よ!」
「高そうな服……売ったらいくらに……」
「売っちゃダメよ!?それでお城に行くんでしょう!?」
「あぁ、そういう話になってたんだっけ?」
「え!?ちょっ!ホントに行くわよね!?ねぇ!」
「いくいく、冗談だってば」
「あ、それとその魔法は夜の十二時には解けちゃうから、気を付けてね!」
再度ドヤ顔で決める妖精を尻目に、シンデレラはカボチャの馬車を見つめます。

「この服だけでよくない?」
「え?」
「馬車とかさ?恥ずいからいいや」
「あの……」
「ありがとね!ちょっと行ってくるわ!」
「あ!」
残された妖精は思いました。
服だけならネズミとかいらなかったじゃん、と……。



それからシンデレラは舞踏会に参加し、持ち前の美幼女っぷりで周囲を圧倒しました。
そこでシンデレラは嫌な顔が三つあることに気付きます。

「まぁ!王子様!素敵なお召しもの!でも私はその下に興味があるって言うかー?」
「私ー!今日は奮発してー!すっごい可愛い下着?着てきてるんですよー!」
「あらあらこの子達ったら!すいませんねぇ?女ばかりで過ごしてたものですから、溜まっちゃってて……わ・た・し・も?ですけどねぇ」
そこにいたのは、ギラついた目の義母と姉二人でした。
若干引きつつある王子の前に、割り入るように入るシンデレラ。

「お初にお目見えします、王子様。私、シンデレラでしゅ……です……」
「まああああべっらっす!」
あざとく決めたシンデレラを見て、義母と姉達は驚愕を隠せません。

「ちょっとあなた!シンデレラなの!?」
「なにあんたみたいなクソビッチが来てんのよ!歩を弁えなさいよ!」
「シンデレラ!?私の前に現れるなって言わなかった!?」
「王子様……この人たちいつも私にいじわるするんです……」
「おい!この三人を牢に入れろ!判決は追って言い渡す!」
「いい気味だ、あいつら全員、豚の餌」
つい俳句で決めるぐらい気分のいいシンデレラでした。

「さあ!あんな不細工どもは放っておいて!私と踊りましょう!」
「ええ!喜んで!」
王子と楽しいひと時を過ごしている内に、シンデレラは気付きます。
綺麗なドレスに包まれた自分は、本当の自分では無いと。
その下には卑猥な身体が包まれていることを。

「王子様、私行かなければなりません」
「な!なんで!?僕じゃだめなのか!?」
「いいえ、そうではありません。十二時になれば、魔法が解けてしまうから……」
「魔法なんて関係ない!僕は!君が好きなんだ!」
「魔法が解けたら、このドレスは元のボロ布に戻ってしまいます。そんな姿、あなたに見られたくない」
「ボロ布?いいや!それでもだ!僕はもう君を離さない!」
「もう……せっかちな王子様、お楽しみは後で、ね?」
そう言うとシンデレラは、ドレスの下に履いていたシルクの下着を脱ぎ、王子様に手渡してこう言いました。

「寝室の窓を開けて待っていて?魔法のドレスも、邪魔なボロ布も脱ぎ棄てた私が、あなたを奪いに参りますから」
茫然と佇む王子を尻目に、シンデレラは会場を出ます。
そこに当然のように現れた妖精の下に。

「よかったの?舞踏会、まだ終わってないんでしょ?」
「礼を言うわ、妖精さん。あなたのおかげで気がついた」
「え?」
「どんなに着飾っても私は私、灰被りのまま……」
「そんなことない!あなたは幸せに!」
「私の名前はシンデレラ!汚い私が、綺麗に着飾っても滑稽なだけ。でもね?私には誰にも負けないものがある」
「あの、どういう……」
「私は幸せになるの、誰でも無い、私の力でね?」
魔法が解けて、元のみすぼらしい格好に戻ったシンデレラは、王子の寝室の窓へ向かいます。
ボロ布を脱ぎ棄てたその身体は、卑しい刺青が背中に入ってはいるものの、とても美しく見えました。

妖精は思いました。
帰ったらあの新人に教えてあげようと。
魔法は人を幸せにするためにあるんじゃない、人が頑張るきっかけを作るものだって。

こうしてシンデレラは、自慢の寝技を駆使して王子を骨抜きにしたのでした。
めでたしめでたし。
[ 2013/07/04 23:31 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

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