新作のショートストーリーです。
かなりシンプルに短くまとめました。
ちょいと分かりにくい設定ですが、雰囲気で読んでくれればと思います。
ではではやっぱり本編は【続きを読む】からどうぞ。
ここ……どこ?
目を開けているはずなのに閉じてるみたいな暗闇。
光が全くない真の闇。
部屋の明かりを消してもここまで暗くはならない。
深夜にコンビニに行ってもここまで暗い道は無い。
じゃあ……ここどこ?
気が付けばここにいた。
さっきまではなにをしてたんだっけ……。
確か委員会が終わって、家に帰る途中にちょっと寄り道してて……。
時間は確か少し遅かった。
下校時刻ギリギリの7時前。
そうだ、食後に食べるプリンを買うためにコンビニに行ったんだ。
でも……あぁ、目当てのプリンは無くて……。
それで……どうした?
「え?」
ふと違和感に気付き声が出る。
初めて発した声は意外にも反響し、今いる空間が狭いことが伺える。
いや、それどころじゃない。
私……服着てない?
真っ暗で見えないが、ふとお腹を触るとなぜか肌に触れたのだ。
まさか……誰かに無理矢理脱がされて……。
ダ、ダメだ。
このまま考えてたら恐怖でおかしくなりそうだ。
とりあえず前向きに。
狭い空間なら手探りでなんとかなるかも……。
そう思い手を伸ばすと、垂直になる前に前面の壁にぶつかる。
「痛っ……近いじゃん……」
なんだ、正面は壁だったのか。
さっきよりゆっくりと左右と後方にも手を伸ばして空間を把握する。
そして一歩も動くことなくその作業は終了した。
どうやら筒状のなにかに入っているようだ。
まさかと思い手を上げると少し高い位置に天井がある。
筒というかカプセルのような形か。
大きな試験管を逆さまにしたような感じ。
これはますます拙い……。
触った所材質はガラスの様だ。
扉どころか空気がどこから入っているのかも分からない。
というよりもだ……。
私の日常にこんな形の物は存在しない。
だってそうだろう、立ったまま入れるカプセル状の物なんて実物で見たことあるか?
せいぜい銭湯にある日焼けマシーンぐらいだろうが、それにしても中になにか付いているのが普通なのではないか?
まぁ入ったことないから分かんないけど。
ということは、私はなにか非日常的な状況に陥っているのでは……。
いや、そんなことは初めから分かっていたか。
「はぁ……」
思わずため息が出る。
普通なら発狂してもおかしくないのに、意外にも落ち着いて考えられている自分に妙に感心してみたりする。
なぜだか分からないが変に落ち着くのだ。
というよりちょっと考えるのが怠いっていうか……。
頭が上手く働かない。
今何時なんだろう、不思議とお腹は空かないな……。
あんまり時間は経ってないのかな?
今日は帰ったら委員会の資料を纏めなきゃだったのに。
てかお母さんとお父さん心配してるだろうな。
あ、明日体育あるんだっけ?
このままいけば休めるよね。
確かマラソンだったし丁度いい……。
……なんだろう、考えがあっちこっちに飛ぶ。
集中出来ない。
私ってこんなに落ち着きなかったっけ?
……あれ?
私って普段どんなだっけ?
委員会……なんの委員会?
お母さん……お父さん……あれ?
顔が思い出せない?
確かなにか買いに行ってたんだ。
なにかの帰り……いや、ついでに?
なにを買いに行ったの?
あれ?
なんでだろう、お腹空かないな……。
ここ……どこ?
なにも分からないのに不思議と不安感は無い。
恐怖もなく落ち着いている。
あれ?
私裸なの?
身体に触れて初めて気付く。
私はどうやら裸……。
「……ふへ?」
無意識に胸を触ると違和感があった。
手の平に収まるほどだったような気がしたのだが、気持ち大きくなっている?
いや、元からこんなもんだったっけ?
「え?なにこれ?」
胸の先端、本来なら乳首が付いている辺りに変なシコリ?がある。
いやシコリではない、なにかが埋まってる?
ゴムの様な手触り。
元々乳首があった場所ではあるが、そのゴムは更に大きく場所を取っている。
円形のそれは中が空洞で指が入る。
自分の胸の中に指を入れているみたいで気持ち悪い。
私って前からこんな胸だったっけ?
思い出せない……。
でも中に指を入れて触ると感触はある。
ヒダみたいなのが付いてて、それら一つ一つにも神経が通ってる?
ゴムみたいだけど私の身体なんだ……。
おかしいなぁ、前はちゃんと乳首があった気がするんだけど……。
ふと立っているのが億劫になり、背中を壁に付ける。
ガラス特有の冷たい感覚が背中に伝わるが、空気が籠っているのか少し暑いぐらいなので丁度いい。
涼を得ようとお尻もガラスに付けると、なにか変な感じがする。
「え?なに?」
お尻の辺りになにかあるの?
触ってみたらすぐ分かった、これは見なくても分かる。
お尻の穴から舌が生えているのだ。
舌ってお尻の穴にもあったっけ?
まぁ……あるからここにあるんだよね?
どうやら私の意思で自由に動かせるらしいそれは、どうやら引っ込めればお尻の穴の中に収納できるようだ。
「うひゃっ!」
急に動かしたのが悪かったのか?
妙な感覚が身体を走り、その後舌を通じて肛門の味が広がる。
幸い便はまだ降りてないようだが、排便の際必ず苦い思いをしないといけないなと思うと気が重い。
本当に前からこうだったか?
こうなったらさすがに気になってきた。
他にも私が忘れていることがあるかもしれない。
すぐに肛門の近く、性器の方へ手を伸ばす。
触れたそこは特に違和感はない。
強いて言うならばジョリジョリとした感触は明らかに陰毛を剃った後であり、それはなんだか変なことの様な気もする。
でも……どっちでもいいか……。
にしてももう少しうまく剃ればいいのに。
剃り残しも多いし全体的に根元から剃れてない。
青髭の様な状態になっているんじゃないか?
見えないから分かんないけど。
でもそれが当たり前なのか?
うぅん、考えても分からない。
「うぁ、濡れてる……」
毛の下にも指を伸ばしてみるが、どうやらビショビショに濡れている。
それになんだ?
ヌルッとした感触のチーズみたいなのがベトベト付いてる。
少し指の先で取り臭いを嗅いでみる。
「うぐ!くさっ!」
鼻が曲がりそうなぐらいくさい。
最悪だ、拭くもの持ってないのに……。
あ、そうか、舐めとる……んだっけ?
と思ったが口で舐めるのは抵抗がある。
「うはぁ……」
肛門から舌を出すとまた快感で声が漏れる。
その余韻に浸りながらも指先に着いた物を舐めとる。
生臭い味が広がりなんとも不快であるのに、なぜかこうしなければならない気がしたのだ。
他には変わった所は無いか?
脇は……ちゃんと毛が生えてる。
脇を上げただけで酷い臭いがするが、それを嗅ぐとドキドキするのもいつも通りだ。
鼻は?
あ、大丈夫、ちゃんとフックで吊って豚鼻になってる。
なにも見に付けていないと思っていたが、首輪はしているようだ。
鼻フックは首輪にしっかりと固定されている。
じゃあやっぱり身体はいつも通りなのかな?
なんだろう、私記憶喪失かなにかなの?
自分の身体にまで違和感覚えるとかちょっと異常かも。
一人でそんなことを考えていると、辺りが急に明るくなった。
どうやら電気が点いたらしい。
「うっ!眩しい!」
まだ慣れない明るさに目を細める。
徐々に目が開いて、確認できたのは今の状況の全て。
まずやはり私はガラスのカプセルに入っていたこと。
そしてここは……病院?
かなり古い感じがするけど、病院の一室にも見える。
しかしガラス越しに見る部屋の中は、ゴチャゴチャしていてとても診察室として使っているようには思えない。
どちらかというとテレビとかで見るような研究所みたいな雰囲気。
周りに人はいない。
代わりにビデオカメラがこちらを向いてセットしてある。
あれで私の状況を確認してるの?
ふと思い、改めて自分の身体を見てみる。
どうやら問題なさそうだ。
服を着ていないのは心もとないが、胸にはちゃんとオナホールが片方ずつ埋まっているし、マンコからも臭いマンカスチーズが大量に生産されている。
カプセルの外にあった鏡で後ろを確認するも、ケツ穴からはちゃんと舌が生えてるし、ケツ毛も下品に生えそろっている。
マン毛は適当に剃っておいて、ケツ毛はボーボーという私のスタイルのままだ。
毛と言えば腋毛も充分に生えている。
腋臭の調子も絶好調で、嗅いでいるだけでマン汁が垂れ出てくる。
鼻フックの位置が少しずれていたので鏡を見て微調整し、より惨めに吊り上がるようにしておく。
私が身だしなみを整えていると、部屋の中に誰かが入ってきた。
「やぁ、久しぶりだね」
「え?ええっと……」
ん?知り合いか?
ヒョロッと背の高い白衣を着た男。
髪の毛はボサボサだし前髪で殆ど顔も見えない。
「やだな、忘れたの?僕は君の飼い主でしょ?」
「え?そうなの?」
「そうだよ」
彼がそう言うのならそうなのだろう。
今自分の記憶は恐ろしく曖昧なのだし。
「記憶の整理に少し時間がかかり過ぎかな?でもまぁ無事に目覚めたのだからよしとしよう。さぁ、そこから出してあげるよ。ご飯にしよう」
「ご飯?」
彼がパソコンになにか打ち込むと、カプセルが自動的に開いていった。
やっと動くことが出来るので。私はゆっくりと台座から降りて四つん這いになった。
「あの……えっと……私って誰ですか?」
「鏡があるんだ、見たら分かるだろ?」
「ん?」
もう一度鏡を見てみるも答えは出ない。
降参だと目で訴えると彼はボロボロの歯を出して笑った。
「君はどうみても化け物じゃないか」
「化け物?」
正直少しショックではある。
自分は化け物なのか?
「正確に言うと化け物になったんだけどね」
「化け物になった?」
「元の君の名前は……まぁどうでもいいか。なにせ君は一か月前まで人間だったけど、僕が改造して化け物にしたんだよ」
「……え?」
「嬉しいでしょ?」
どうなんだ?
正直分からない。
どっちでもいい……かな?
「ふふ、まぁいいよ。じゃあ餌をあげるね」
そう言うと彼……ご主人様はチンポを取り出した。
すでにそれは大きくなっていて、私はそれを見ただけで涎と愛液と腸液、鼻水までもを垂れ流す。
私はそれに近づき、豚鼻で充分に臭いを嗅ぐ。
「ふがっ!ふごご!ぶが!ふんふん!」
「ははは!ホント気持ち悪いね!」
「ふごっ!じゅじゅじゅ!」
最後は直接チンポの先を鼻の穴に入れ、臭いと共に先走り液を啜りとる。
鼻腔を通って口の中からそれを出し、舌でよく味わってから舌先に乗せ、舌を伸ばして鼻の下に塗っておく。
唾液と先走り液の臭いが混じって独特の臭いを出している。
次に後ろを向きケツをチンポに近づける。
ケツ穴からはすでに舌が長々と伸びており、なんとも言い難い味の腸液をポタポタと滴らせている。
「べちょ、レロレロレロ」
必死に腰と舌を動かしてチンポを舐めていく。
「ひゃはは!マジで人間じゃないよ!お前なんなの!?」
腰をフリフリ動かす度にご主人様が笑う。
「私は化け物です」
「そうだよ!化け物だよ!キャハハ!」
「え、えへへ……」
ご主人様が楽しそうに笑いながらお尻を叩く度に、私はヘラヘラ笑いながらマンコから愛液を拭きこぼす。
全体を舐めた後にチンポの方へ向き直し、マンコに指を三本入れて中からマンカスチーズを掻き出していく。
「うわくっせ!マンコ腐ってんじゃないか?」
「はい、私のマンコは腐ってます、えへぇ」
ニコッと笑ってマンカスチーズを手のひらに乗せる。
充分な量に達したのを確認し、ドロドロのそれを乳に埋め込まれたオナホールに入れる。
これが潤滑油の代わりになるのだ。
私はこぼれないようにマンカスを入れた右乳を手で押さえて丁寧に土下座する。
「ご主人様、どうかこの化け物をお使いください……いぎっ!」
ご主人様は無言で私の頭を踏みつける。
「ありがとうございます!」
これはOKの合図だ。
私は顔を上げてご主人様のチンポを右胸に入れる。
「う、うぉ……あはぁ……」
オナホールは私の神経と繋がっているので、入れるだけで快感が走る。
中でマンカスチーズがクチャクチャと音を立てている。
「あぁ!うぅん!き、気持ちいいですぅ!」
「うるせえ!玩具が勝手に喋るな!」
私はハッとしてすぐに黙ろうとするが、一つだけ確認しておきたいことがある。
「あ、あの……」
「なんだ?」
「マ、マンコも……うひぃ!マンコも使って下さい!うほぉ!」
「はぁ?なんで人間の僕が化け物の腐ったマンコ使わなきゃいけないの?」
「そ、そうですよね……」
私は仕方ないので自分で弄ることにした。
胸を乱暴に握られ擦る様に犯されながら、必死にマン擦りを扱き続ける。
「うひぃ!ほっほっほっ!ふほぉ!」
「猿みたいな声でよがってんじゃねえよ」
「はぁ、はぁ……クンクン、むぼっ!うぐぐ!」
なにか言っているが理解できない。
今はもう快感のことしか頭にない。
脇の臭いを嗅ぎながらオナニーに没頭する。
もちろん同時に乳の快感も味わっている。
「ぶもぉー!ふぐぐ!ひぐうう!もうひっじゃうううう!」
「あぁ、僕も出そうかな」
「あぁ!だひれぇ!惨めなオナホールおっぱいにぃ!ご主人様の精液下さいれすぅ!」
「出るぞ」
「うぐううう!熱いいいい!胸があちゅいよおおお!ふぐう!ひぐっ!ひっぎゅ!逝くぅぅ!逝く逝く逝く逝くひぎゅぅぅぅぅ!」
自分の腋毛を口に含みながら、ついでにケツ穴の中で舌を動かしてセルフケツ穴舐めをしながら、胸を掘られてマン汁とマンカスチーズをいっぱいに出して逝くのだ。
これほど惨めな生き物はいない。
私は……私は……。
ザーメンとマンカスチーズが混じった物が、右胸のオナホールから床に落ちる。。
私はまた土下座のポーズになり深々と頭を下げる。
「え、えへへ……ありがとうございました……ぶほ……」
床に顔を付けて土下座をすると、丁度先ほど落ちたザーメンとマンカスチーズがベッチョリと顔に付く。
というかそれに顔を埋めるようにして土下座したのだ。
顔中ザーメンとマンカスチーズの臭いと味でいっぱいになる。
豚鼻からそれらを吸い込み、口で啜り舌で舐めとる。
ご主人様はそれを見ながら満足そうに頷く。
「お前はこれから食事を取る必要はない。今後は男のザーメンがお前の唯一の食事だ。安心しろ、それで生きて行ける程度には改造してある」
そうか、これからはザーメンだけ食べて生きていけばいいのか。
「一日一度は精液を取らねば死んでしまうので注意しろ」
じゃあ全力でおねだりしなきゃ……。
「さて、ではこれからお前を家に送り届けてやろう。制服に着替えろ……」
え?私捨てられるの?
なんで?
ご主人様……。
ここ……どこ?
いや、ここ……知ってる……私の部屋だ。
見慣れた天井……。
あれ?私なにしてたんだっけ?
「唯奈!?目が覚めたのね!?」
「……お母さん」
そうだ、この人がお母さん。
なんでそんなに泣きそうなの?
「お父さん!唯奈が!唯奈が目を覚ましたわ!」
「唯奈!」
「お父さん……」
お父さんが走ってきた。
もう年なんだから無茶しちゃダメだよ?
夢……見てた?
なんの夢?
なんか……凄く酷い夢……。
「今までどうしてたの!?一か月もいなくなって!昨日家の前で倒れているのを見つけた時は、心臓が止まるかと思ったじゃない!」
「こら母さん、唯奈も混乱しているようだ。少し落ち着くまで一人にしてあげよう」
「そうね……」
一か月?
いなくなる?
なんのこと?
「唯奈、今はなにがなんだか分からないだろう、でも深く考えなくてもいい。思い出さなくていいことだってあるんだ。気持ちが落ち着いたら降りてきたらいいから」
「唯奈の好きなハンバーグ、いっぱい作ったからね?」
「……うん」
二人はそう言うと部屋から出て行ってしまった。
なに?
私……なにがあったの?
家の前で倒れてた?
それじゃまるで……。
「あ、あぁ……」
いや、私はもうすでに思い出している。
だってこうしているだけでも脇からは異臭がするし、鼻はまだヒリヒリしている。
履いているパンツは濡れていて不快だし、大きくなった胸はブラに収まらなくて窮屈だ。
それに……明らかに口の中に無いものの味がするのだ。
「そんな……」
恐る恐る服を脱ぎ、布団から出て鏡の前に立つ。
そして確信する。
変わり果てた自分の姿を……。
これから待つ、あまりに非常な生活を……。
「いやああああああ!」
鏡に映っていたのは……化け物になった私だった……。