2ntブログ






ダウト!5

リクエスト小説の5話目出来ましたぁ。
本編は【続きを読む】からですって!




常識、それは世の人間たちが共通して持っている知識である。
これを逸脱すると世間から白い目で見られることとなる。
しかしそれらのいくつかは理由も無く存在するものもあるのが事実だ。
朝人と会ったら『おはよう』と言う?
別に『ギルガメッシュ』と言ってもいいんじゃないかな?
ただ多数派が少数派を飲み込むだけのことである。
もちろん効率などを考えて存在するものも沢山あるが、たいていのことは変えてしまっても案外やっていけるものだ。

宗教にちょっと似てるかも。
それを信じて実行する人が多いか少ないかの違いだ。
常識を絶対のものとして生活する人間が多いからこそ、常識は成立する。

じゃあそこに嘘が交じればどうなる?
所詮はただのルールである。
しかも宗教と違って確固たる聖典などない。
所詮は一般人が伝えてきたものだ。

常識ある大人ならいざ知れず、まだ右も左も分からない子供なら?
外部からの接触を一切断たれた空間、例えば授業中の教室なら?
嘘の常識を前にして、自分の常識を信じることが出来るだろうか?

さあ、勝負をしよう。
君たちがいつまで自分を信じて行動できるか。
おじさんはちょっとだけ背中を押してあげるだけだから……。


「あの……すみません……あのー」
「これは自分自身との戦いなんだ」
「先生?聞いてます?お取り込み中なら先に行きますが?」
「え?ああ、ごめんごめん。おじさん興奮すると自分の世界に入っちゃうの」
「そんなことより先生?本当にこれでいいんですよね?」
「もちろんさ。おじさんの教え通りに授業を受ければ、きっとみんなだって分かってくれるさ」
「そう……ですよね?私はクラスの模範。クラスを変えたければまず私が変わらないと……」
「サヤカなら出来るよ。おじさんの教えを一発で理解したんだから」
「そんな……普通です……」
照れとる優等生はかわええわぁ。
そんなことを言っている今は、昨日の馬鹿騒ぎから時がたち、すでに新しい朝が来た時間である。
昨日帰りにサヤカに教えたことを確認するために一度集まったのだ。
それでは二人仲良く学校に向かうとしようか。


何回職質すれば気がすむの?
徒歩10分の行程でなぜ30回も……。
5m間隔ぐらいで警察立ってたわ……。
おかげで二人とも早めに来たはずなのにちょっと遅れてしまった。

「少し遅れました。もうすでにクラスのみんなは登校しているみたいですね」
「本当はもっと早く来て待機したかったけど、まあ構わないさ、始めたら?」
「はい。では……」
そう言って教室の扉を勢いよくガラッと開ける。
サヤカの登場にみんな口々に挨拶をする。
いつもなら元気な声で『おはようございます』と言うサヤカだが?
何故か無言でパンツを脱いで、M字開脚で床に座った。
いいとこのお嬢様っぽいロングのスカートは捲れあがり、腰のところでくしゃくしゃになっているのでまんこは丸見えだ。
その上にまんこを自分で開いてさらに見やすくしている。

そのままの体勢でドヤ顔をしているサヤカをクラスメートはキョトンとした顔で見ている。
「まったく、これぐらい人がいれば、一人ぐらいは正式な作法を知っている人がいるかもと思ったけど、お門違いだったようね」
やれやれといったジェスチャーをしながら上から目線で説明し始める。

「これが由緒正しき真の挨拶よ?」
「えーっと?イーンチョはなんか拾い食いでもしたのか?」
「キノコはまずいよ!?イインチョちゃん!」
ヒカリとマリサが目ざとくつっこむ。

「失礼ねっ!あなたたちが知らないのは無理もないわ。私だって昨日まで知らなかったんだもん」
「委員長にばかり負担を与えていた私たちにも原因はあるのですね……」
「いいんちょぉ、おねつなのぉ?」
カリンとミーナに至っては心配している。

「違いますって!これは昔の礼儀作法です!まだこの学園が今のようにただの進学校になる前の、由緒正しき名門校だったころのやり方です!」
「へー?うちって進学校なの?」
「確かに新しいもんね!」
「そっちの新じゃない!というか失礼だけど二人ともよくうちに来れたわね!?」
くぱぁしながら怒り心頭のサヤカだった。

「それが挨拶というわけですか?」
「うぅ……恥ずかしいぃ」
「これだけではありません!ここを踏むことによって挨拶が成立します。本当はお互いにやり合うんですが、まずは今日一日私がお手本ということなんで私だけでいいわ」
「なんか分からんが、とりあえず踏みつければいいのか?」
そう言ったヒカリは躊躇なくサヤカの開ききったまんこを踏みつける。

「いったぁ!」
「んだよ?おっきい声出すなって、自分で言ったんだからな?」
「も、もちろんよ!初めてだからちょっとびっくりしただけなんだから!さあ!みんなも順番に踏んでいって!」
「あまり気乗りしませんね?」
「そこは女の子の大切なところなんだよ?」
他の生徒たちはあまり乗り気ではないようだ。

「みんな、昨日ぶり。おじさん今日は空気だから気にしないで。ところでみんなはサヤカが哀れだから、付き合ってあげるだけはするんだよね?」
力を込めて言いながら教室に入る。
ついでにちょちょいと邪魔が入らないようにもしておく。
クラスの奴らの空気が少し変わった。

「じゃあミーナが踏んであげるねぇ?よいしょぅ」
ミーナがちっさいつま先でピンポイントにクリを踏む。

「いぎいぃぃ!」
「おくつさんが汚れちゃうのぅ……この挨拶ちょっと嫌かもぉ……」
あのミーナでさえも嫌そうな顔をしている。
ちなみにミーナは昨日の一件でクラスに馴染めたようで、みんなの前でも自分らしく振る舞える自信もついたようだ。

そこからは順番に踏んでいった。
特に男子は必要以上に足先でクニクニしながら踏みつけたため、最後にはサヤカは逝きそうになっていた。

「じゃ……じゃあ!これで終わりねっ!」
サヤカがそう言って早々に場をしめようと思った矢先に、教室の扉が開いた。
ん?邪魔は入らないはずだから、先生ぐらいしか入れないはずだが?

「キミおねーちゃーん!給食セット忘れてたよー?」
そう言って入ってきたのはみんなより一回り小さな幼女だった。
と言ってもミーナと同じぐらいだが。

「え?あ、うん……ありがと……アカネ……」
クラスの女子の妹だったらしい。
おお、結構可愛い子だね。

「おねーちゃんそんな恰好でなにしてるの?」
「こ!これは!」
「おいおいサヤカー!ちゃんとその子にも挨拶さしてやれよー!?」
男子が口をはさむ。

「まんこ踏んでってお願いすれば?」
女子もこれに参加するようだ。

「あ!当たり前じゃない!で、でも……下級生には別の挨拶があるのよ……」
「なんだよ言い訳か!?」
「違うって!あなた、ちょっと来て」
「なぁに?」
その子に耳打ちするサヤカ。
どうやらあれの指示を出しているようだ。

「おねーちゃん本当にいいの?」
「思いっきりやって頂戴……」
そう言ってサヤカはお尻を突き出してスカートを捲った。

「なんだか知らないけど本当にいくよ?うーーーえい!」
掛け声とともにその子はサヤカに指カンチョーをくらわせた。

「うぎいい!いぐうううう!」
白目を向いて潮を吹きながら逝き果てる。

「うそだろ!?カンチョーって!」
「しかもこいつ逝ってるぞ!?」
「きっもー!」
「ちょ!ちょっと!うちの妹になにやらせてんの!?」
「いいじゃねえかよ!減るもんでもないしな!」
「う……な……なによ……」
「ん!?なんかすっげえ臭くね?」
「まじだ!腐った臭いがする!」
「ひょっとして委員長のまん汁の臭い!?」
「うわぁ、そうだよ……」
「くっせーなに食ったらこんなになんの?」
「洗ってねえんじゃね?」
「く……くぅぅぅ……」
必死に恥辱に耐えるサヤカ。
ちなみにサヤカの体液は全部最高レベルの臭さにしておいた。
特に意味はない。

「キミおねーちゃん大丈夫?」
「うん……それよりあんたはさっさと行きな?ここにいるとなにに巻き込まれるかわかんないし……」
「でも……」
「いいから!」
妹さんは帰ってしまうらしい。
邪魔しに来たわけじゃないから入れたんだね。

そうこうしているうちに先生が入ってきた。
先生にはあらかじめサヤカのしていることは、本当に古い学園の作法であり、常識の範囲内であるという嘘をついている。
サヤカはこの時にはすでに身なりを整え着席していた。
さすが腐っても優等生だね。
本当に腐ってるけど。

「じゃあ一時間目の授業を始めるわよー」
先生はいたって普通に算数の授業をしている。

「とまあこうなるわけなんだけど……みんな解ったかな?じゃあちょっと問題やってみようか」
なかなか分かりやすい授業だね。
ほとんどみんな理解したようだ。
先生が黒板に何問か問題を書く。

「じゃあ問一をカリンちゃん、問二をヒカリちゃん、問三を委員長ちゃんに解いてもらいましょうか」
そう言って呼ばれた三人は前に出る。
ヒカリ大丈夫?
馬鹿だけどこれぐらいは解るよね?

「はい!カリンちゃんパーフェクト!途中式もちゃんと書けてて言うこと無しね!」
「ありがとうございます」
カリンが早々に解いて足早に席に帰っていった。

「お!ヒカリちゃん!あってるわよ!」
「え!?ほんとか!?なんだよ!オレにも出来るならこんなの誰にでもできるぜ!」
得意げにガッツポーズをとるが、自慢し方が馬鹿丸出しだ。

「んん?委員長ちゃんどうしたの?いつもならこれぐらいパパーっと解いちゃうのに」
「あ、あの……先生、チョークが届きません……」
「は?」
サヤカは身長が高い方ではないがもちろん黒板ぐらい軽く届く。
それでも届かないと言っているのは訳があるからだ。
ちょうど教卓の前だったために、誰からも見えていなかったその後ろ姿に。

「ああ、なんだ……そっちのやり方でやってるのね?椅子を持ってくるわ。それに乗ってなら書けるでしょ?」
「う……はい……」
みんなの頭に疑問が浮かぶ。
なんの話をしているのだという顔だ。
椅子を持ってきてその上に乗ったサヤカは何故か黒板に背を向けていた。

「イインチョちゃん?それじゃ書けないよ?」
「これが正しい作法なんです!」
そう言ってスカートを捲り、お尻を高く突き上げて黒板に押しつける。

「おー?いいんちょぉなにしてるの?」
「まーた変なこと始めたぞ?」
「みんなよく見ててねー?これが本来のこの学園の作法です」
「はぁ!?」
「先生までそんなこと言い始めんのかよ!?」
「え?これってまじなの?」
「んなわけねーだろ!?」
先生の陽動も始まったようだ。

しばらくしてお尻をどかした先には、チョークで書かれた文字のようなものがあった。
「な!お尻にチョークを入れてたんですか!?」
「イーンチョ頭おかしいんじゃないの!?」
「イインチョちゃん!それはさすがに引くわ!」
「いいんちょぉ、なに書いてるかわかんないよぉ?」
「うぅぅぅ……」
みんなに責められて半泣きのサヤカ。
言ってなかったけどサヤカはこれが昔の作法だとは思ってるけど、恥ずかしいやり方だとわかっている。
それでもみんなの模範になる為に嫌々やっているのだ。

「んー頑張ったけどさすがにこれじゃ読めないな。じゃあ間違えたらどうするかも実践する?」
「は、はい……。もちろんです……」
サヤカは下に降りると、またスカートを捲って土下座をした。

「こんな簡単な問題も解けない馬鹿でごめんなさい!猿以下の知能のサヤカにお仕置きしてください!」
「よく言えました。じゃあいくね?」
サヤカはお尻をさらに高く突き出した。
それを見た先生はニコッと笑った後に全力でお尻に平手打ちをした。

パチーッン!
「いじゃい!」
すごくいい音とサヤカの無様な声が響いた。

「どんどんいくよ?」

パチーッン!パチーッン!バシッ!パチーッン!
「いぎゃ!うぐっ!ぐうううう!あがぁああ!」
次々襲う平手打ちにサヤカのお尻は見る見るうちに赤く腫れていく。

パチッ!バシッ!バシッ!バシッ!バシーッン!
「うひぃ!ひぐぅ!ひぐ!ひぐっ!いきゅううう!」
叩かれるうちにどんどんアヘ顔になっていき、最後には涎を垂らして逝っていた。

「じゃあ最後に反省のポーズね?」
「ウ、ウキィ!」
猿の鳴き真似で鳴いたサヤカは黒板に片手をつき、軽く腰を落とし、痛いであろうお尻をぼりぼり掻きながら、鼻の下を伸ばしてもう一度鳴いた。

「ウキィィ!」
「はーっはっはっは!」
「ばっかじゃないの!?」
「マジ猿以下じゃん!?」
「写真撮りてー!」
「俺こっそり撮っといたぜ?」
「まじで!?俺にも送って!」
「あ!私にも!」
「みなさーん?授業中ですよ!?携帯は没収!画像交換なら放課後にしなさい!」
「ちぇっ!なんだよっ!」
「え?後でって?写真なんかやだよ?」
「動画だから安心しろ!」
「え?えっぐ……うぅぅ……」
痛みと恥ずかしさで遂に少し涙を流したサヤカだったが、すぐに隠すように席に戻っていった。
座る時にうひゃあという情けない声をあげて、またもやみんなに笑われたのは言うまでもない。


それからサヤカは次の理科の授業の間、罰として校門前にさっきの反省のポーズのまま立たされていた。

「え?なにあの子?」
「変態かしら?」
「首になんか架かってるわよ?」
「『私は猿でも解ける問題を間違えた馬鹿女です』って!なにこれ!?」
「馬鹿が馬鹿みたいな恰好して恥ずかしくないのかしら?」
「馬鹿だから大丈夫なんじゃない?」
通りすがりの主婦に散々罵倒され。

「うへへへへっ!おおお!おじょうちゃん!なにしてんのお!?ひひひ、暇ならあ、お兄さんと遊ぶかい!?」
「ウキィ!」
「美幼女の変顔いい!おしり丸出しで誘ってるの!?もう勃起しちゃったよ!うわぁ!くっさ!美少女なのに体臭臭すぎでしょ!?もっと興奮してきちゃった!ちょっ!ちょっとだけ!先っぽだけなら挿れてもいいよね!?」
「ウキィ!ウキッ!ウッキ!」
「くううううう!入ったああ!幼女のまんこにいい!おおおお!血!血だああ!処女!処女膜破ってやったんだぁ!ううう!もう!すぐ出ちゃうよおお!うひっ!」
「ウッギイイイイイ!」
キモイ男に中出しされたりしていた。

おじさんの力で警察に通報されたりすることは無かったけど、猿の鳴き声でしかしゃべれないうえに動けないんじゃ、拒みようないしね。
誘ってるようにしか見えないよ。
あんな変態に当たったのが運の尽きだと思って諦めるんだね。


まんこから血を流しながら帰ってきたらみんなもういなかった。
どうやら移動教室らしい。
おじさんはサヤカと二人で音楽室に移動した。

「あら、遅かったわね?じゃあ委員長ちゃんも来たことだし、次は委員長ちゃんに模擬演奏でもしてもらいましょうか?」
「模擬演奏?ああ!イインチョちゃんってピアノ得意だもんね!」
「イーンチョのピアノって眠くなんだよな」
「失礼よっ!音楽の作法もマスターした私に死角はないわ!」
「うえっ!またあれかよ?」
「ヒ、ヒカリちゃん?でもちゃんと覚えとかないと後で困るかもよ?」
「なんでだよ?」
「だってあれ本当だったら……」
「んなわけねーだろ!?なに言ってんのマリサ?」
マリサを初め単純な奴はそろそろ騙されているやつもいるようだ。
力は使って無いからこれは本気の馬鹿だね。

「じゃあ予備の鍵盤ハーモニカも渡しておくわね?」
「は、はい……」
「予備?委員長は自分の物を持っているようですが?」
「このやり方は二つ使うのよ!」
「いいんちょぉすごいねぇ?二つも一緒に使えるの?」
「元々ピアノは両手で弾くものだからね……」
そう言って一つを足元に置くと、またスカートを捲った。

「結局尻出すのかよ!」
「委員長って結局尻見て欲しいだけなんじゃないの?」
「やーい!ケツ出し露出狂女―!」
「はーい!みんな静かにねー!」
喧噪の中サヤカは一度ハーモニカの口を舐めると、おもむろにお尻の穴に突っ込んだ。

「うひっ!」
それは先生が注意してすぐの、ざわめきが終わった瞬間だったため、余計に目立っていた。
サヤカは騒いでいる間にサクッと終わらせるつもりだったので、つい油断して気持ちよさそうな声を出してしまったのだ。

「なんだよ『うひっ!』ってよおお!」
「感じてんじゃねーぞ糞女!」
「結局ただの欲求不満じゃん」
「なにが礼儀作法だよ!」
「ち!違う!これは本当に!」
「はいはい、もういいからさっさと演奏してね?時間無くなっちゃう」
先生に急かされて準備をする。
尻からチューブが生えて鍵盤ハーモニカに繋がっている。
そのまま和式便器をまたぐように座り、足の間からハーモニカを前に出す。
もう一つは口にくわえて本体は床に置く。

「準備できたみたいね?みなさん!これが正しい鍵盤ハーモニカの使い方です!よく見ててね!」
先生の合図と共に演奏を開始する。

口にくわえた方はなかなか様になった演奏だが、尻に突っ込んだ方が崩壊している。
自分の屁の『ぶっ!』っという音とハーモニカの『ぷっ!』という音が変に被って笑いを呼ぶ。

「かっこわるう!」
「あんな恰好よくピアノ弾いてたイインチョちゃんだとは誰も気付かないよ!」
「あ!見てください!あれ!今おならの威力が強すぎてチューブふっ飛ばしましたよ!」
「見てて馬鹿みたいだねぇ」
ミーナに言われたんなら本物の馬鹿だな。

「ううぅぅぅ!違う!私の演奏は本当はこんなんじゃないもん!」
「委員長ちゃん?これが本当の演奏でしょ?」
「っ!……はい。これが私の本当の演奏です……ぐすっ……」
「いつもかっこつけてたくせにホントはこっちかよ!」
「なあ!もっと他にないの!?」
「あるわよね?委員長ちゃん?」
「……はい。とっておきのものが……」
「じゃあ廊下で準備してきなさい?道具は全部ここに入ってるから」

一度廊下に出て準備をしたサヤカが再び教室に入ろうとする。
幼女が廊下に追い出されて、自分から馬鹿みたいな格好になるのは見てて飽きなかった。

「おお!来た来た!お前廊下に一人でなに騒いでんだよ!『うぎゃあ!』とか言って他の授業中のやつの迷惑だろ?ってまたすっげえな!イーンチョ!」
サヤカは鼻の穴にホイッスルを一つずつ無理やり押し込んだ顔で泣いている。
さくら色だった乳首が、食い込んで紫になるぐらいきつくつけられた紐の先には、鈴が付いている。
伸びきったクリトリスはクリップで挟まれており、その下には大きめのベルが付いている。
実はみんなからは見えないが、尻にはカスタネットを挟んでいる。
その他は服を着ておらず、全裸で大切なところも丸見えだ。

「私の精いっぱいの演奏をお聞きください……」
「委員長ちゃん?もっと楽しそうにね?音楽は音を楽しむのよ?」
「わ、わかりました……。あはっ!みんな!私の幼稚な身体から出る幼稚な音を笑ってください!」
サヤカは涙を流しながら顔だけを無理やり笑わせている。
しばらくして息を大きく吸い込むと鼻のホイッスルが鳴った。
それを合図に自分の拳で自分のお腹を叩き始めた。
ホイッスルが鳴るたびにお腹を殴る。
その度に鈴とベルが鳴り。最後にカスタネットが鳴る。

ピー!ぐふっ!リンリン!ひぎゃっ!ふんっ!カタッ!
ピー!ぐひゃあ!リンリン!いぐうう!はんっ!カタッ!
その繰り返しだ。

「おーい!それだけかー?」
「ほんとに幼稚だな!」
「おい!踊れよ!そのまま踊れ!」
好き勝手な罵倒にいちいち笑顔で答える。
片足ずつ飛び跳ねて挙げながら踊り始める。

「そのまま教室一周だ!」
言われたとおりに動く。

「おい!イーンチョ!そこで小便漏らしながら逝け!」
「いぎゅうううう!ピーーーー!リンリンリンリンリン!カタカタカタ!」
最後はヒカリによる絶頂命令で絞められた。

「いい、いかがだったでしょうか!?私の馬鹿みたいな演奏を見て楽しんでもらえたなら光栄です!」
「お前のまん汁くっせーんだから撒き散らすなよ!」
「公害レベルだろこれ!」
「汗までくせーわ!」
「委員長ちゃん?気付いてなかったかもだけど、もうチャイム鳴ったから授業は終わりよ?いつまでも遊んでないで早く次の教室に移動しなさい」
「は、はい……」
次は確か美術だったかな?


美術室はここからそう遠くない場所にあった。
美術の用意も一緒に持ってきてたのはそういうわけか。

「じゃあ今日は特別にまた委員長ちゃんの作法を見してもらおうかしら」
「美術にも作法があるのですか?」
「むずかしくておぼえられないのぉ」
カリンとミーナも少しずつ信じてきているようだ。
感覚がマヒし始めたんだな。
異常な空間に長くいるせいで正常な頭が回っていない。

「口で言うより見てもらった方が早いわよね?お願いね?委員長ちゃん」
「はい……」
サヤカはどんどん顔から感情が無くなっていっている。
自尊心がボロボロなんだろう。
それでも続けるのはサヤカの責任感のなせる技だね。

「ちゃんと説明しながらやってあげてね?」
「はい……。まずはパレットの上にウンコをします」
「いきなりだな!」
「んっ!」
パレットを置いた机の上にまたがり、すぐに大量のうんこを捻り出す。

「うううう!くさいぃぃ!鼻が曲がっちゃうよぉ」
ミーナは本気で嫌そうな顔をしている。

「そしてここに使いたい色の絵具を混ぜて色を作ります」
「全部茶色ベースになりますね」
「もっと明るい色が使いたいのにー!」
カリンとマリサは割と真剣に授業を聞いている。

「最後にこれを髪の毛につけて書いていきます」
「髪がうんこで汚れちゃうね!」
「委員長のうんこは臭いがきついので使うなら他の人か自分のものがいいですね」
当然のように馬鹿にされても淡々と続ける。
そのままたっぷり髪にうんこ絵具を塗りたくって紙に絵を書いていく。
どうやらうんこの絵のようだ。

「出来ました。『サヤカの激臭うんこ』です」
「自分で激臭とか言ってたら世話ねえな!」
「いやいや!あれは自分でも臭いって!」
「激臭女ならなれてんじゃね?」
男子が囃したてる中、マリサが不意に手を挙げた。

「先生!私もやってみていい!?」
「マリサさんも興味があるの?」
「やってみなきゃ覚えれないしね!」
「じゃ、じゃあ私も……」
おずおずと手を挙げたのはカリンだった。

「みんなやるならミーナもやるよぉ」
遂に力を使わずに三人の馬鹿が引っ掛かって、自ら糞遊びを演じるらしい。

「他には?やりたい人いる?」
さすがに他の奴らは手を挙げなかった。
ヒカリはやっぱり疑っている。
その他は自分が変態行為をしたことがないのでまだ脳が正常らしい。

「じゃあ三人でなにか作ってみる?」
「じゃあ綺麗なお洋服を書くのぉ」
「おお!いいねそれ!かっわいいの書いちゃおう!」
「私もそれで異存ありません」
「じゃあどうせなら委員長ちゃんに似合う服にしてあげたら?」
「おお!そうだね!じゃあイインチョちゃん脱いで!」
「え?」
突然振られたサヤカはキョトンとする。

「服全部脱いでってば!」
「な、なんで?」
「イインチョちゃんの服を直接身体に書いてあげるよ!」
もちろんこの馬鹿は親切で言っている。

「お願いしちゃいなさい?今着てる臭い服はゴミ箱に入れといてあげるから、ゴミ袋にでも入れておいてね?あ、もちろんちゃんと密封してね?」
先生がサヤカにニコニコしながら話しかけている。
もちろんこっちも親切心だ。
言われたサヤカは服を全部脱ぐと三人に囲まれた。

「うわぁー!イインチョちゃん近くにいたらなお臭いね!」
「ホームレスでももうちょっとマシな臭いですよ?」
「鼻つまんどかなきゃしゃべりたくないのぉ」
「ご、ごめんね?私……臭くて……」
その後三人は一斉にパレットの上で便をした。
拭かずにパンツを履いてたので、今頃三人ともうん筋つきまくりだろう。

習った通りにうんこに絵の具を混ぜていく三人。
自慢の綺麗な髪の毛をうんこに付けて、サヤカの身体に塗りつけていく。

半分ぐらいが完成したところでカリンが気付く。
「このままでは最後までうんこが持ちませんね」
「節約するぅ?」
「あ!ちょうどいいじゃん!ちょっとヒカリちゃん!この上にうんこ落としてよ!」
「はぁ!?なんでオレが!」
「ケツ穴開ききっててうんこ垂れ流しなんでしょ?それくらいでしか役に立たないじゃん!」
何度も言うが悪気はないのである。

「おうおう!上等だ!やってやるよ!その代わり残すなよ!?」
「お願いします」
「おねがぁい」
カリンとミーナが軽くお辞儀をする。

「あうううう!うんこ出ていってるう!栓抜いたばっかりだから勢いすごいよおお!」
こうしてミーナ達にはありあまる大量のうんこを手に入れた。

しばらくなんだかんだクラスのみんなと相談しながら作業が続き、後は乳首周辺だけになった。
「ここちょっと塗りにくい!」
「ベタッとしてて全体的に塗りにくかったですけどね」
「ううぅ?でもここはホントになかなか色が付かないぃ……」
三人とも髪の毛を糞塗れにしながら作業をしている。
ところどころ顔にも付着している。

「何回も往復するしかないねこりゃ。おりゃっ!おりゃっ!」
「おふっ!あひっ!」
「なに感じてるんですか?服を描いているだけなんですから、欲情しないでください。気持ち悪い」
「うひいい!ちぐびだげでいっじゃうう!」
叫びと共にサヤカの乳首からピュッと白い液体が出てきた。

「うわっ!なにこれ!?くっさ!」
「おじるぅ、また汚汁飛ばされたぁ……」
「これはもしかして母乳ですか?」
「うううぅ、うん……。昨日から何故か止まんないの。妊娠なんかしてないはずなのに……」
もちろんおじさんが体臭と一緒にやっといたのです。

「もうじゃあこれで完成でいいんじゃない!?」
「そうですね、乳首は諦めてこの汚い汁が代わりということで」
こうしてサヤカは糞塗れになった。
ちなみに三人は服もところどころ糞がついていた。

「さらに臭くなったなイーンチョ!」
「うん……自分でも吐きそうな臭い……」
「臭い委員長にはお似合いですよ」
そこでチャイムが鳴った。

「はーい、じゃあ美術はここまでね。みんな教室帰るわよー次は給食だし早くしなきゃね!」
先生がみんなを引率して行ってしまう。
その後少しの間取り残されボーっとしていたサヤカだが、しばらくしてみんなを追っていった。


「じゃあみんないきわたりましたね?じゃあ委員長!号令!」
「手を合わせてください、いただきます……」
「お前と一緒じゃ食欲失せるわ!」
「うぅぅ、ミーナの髪も臭くてご飯食べれないかもぉ」
「ヒカリ?いつかは作法に則って授業をせねばならないのですから、お互い様ですよ?」
カリン達は完全に信じたようだ。

「委員長ちゃん?あなたは違う食べ方よね?」
「っ!はい……」
「自分でやりなさいね?」
「はい……。みなさん、ご協力して欲しいことがあるんですが」
「あぁ?なんだ?またなんかやんの?」
「私の給食をおしっこでひたひたにして下さい……」
「うっわぁ、もうここまで来たら驚かないけどさぁ?」
「いざこれ自分がやるかもって思うと笑えなくなるよね?」
「しょうがないなぁ、俺が入れてやるよ」
「あ、じゃあおっれも!」
「僕のでもよかったら」
かなり協力的になってきた。
みんな信じ始めてきたんだな。
男子がちんちん丸出しで小便してても平然としているし。

「ありがとう」
「これ飲むのか?」
「違うの……これは……ね?」
そう言うと具を細かく潰してからまんぐり返しになった。

「おまんこに入れて下さい」
「え!?な!なにを!?」
「給食でしょ!?あんたなに期待してんの?」
「わ!わかってるって!」
「でも小便だらけだしなぁ」
「入れられるより入れる方がましだろ?」
「それもそうか……」
それから男子が入れ替わり立ち替わり、無理やりまんこの中に食事を入れていく。

「先生ロート持ってきてるから使う?」
「おお!残りの小便も入れちゃおうぜ!」
最後には完全におもちゃにされていた。

「じゃあこのみそ汁も……」
「まって。それは尿道にストロー刺して、ロートで膀胱に入れるの」
「うえっ!まじか!」
「それは痛そうだなぁ」
「濡らせば何とかなるか?」
「いぎゃっ!」
「一気にいっちゃうか?」
「う……うん……」
「よし!いっけ!」
「いぎぎぎぎいいいい!」
ストローが入った後は血が流れていて、完全に中で切れていた。

「よしこれで全部だな」
「イインチョちゃん、これでどうするの?これって食べたことになるのかな?」
「ならないでしょうね。委員長にはこの先のプランもあるんでしょう」
「う、うん……。とりあえず立つね?」
こぼさないようにゆっくり立つと、ガニ股になって息を整えた。

「サヤカ!人間ミキサーします!」
「はい?」
一同がポカンとする中、サヤカは腰を急速に降り始めた。

「うほおおおおお!子宮の中でおしっことご飯が混ざっていくよおおお!」
「うわあ、これは無いわぁ」
「ちょっと……オレこれするなら学校辞めたいんだけど……」
ヒカリもようやく教室内の常識に飲まれたようだ。

「まだああ!まだたりないい!」
そう言うと次は大きめのスプーンをまんこに入れてかきまわし始めた。

「ぐりゅりゅりゅりゅりゅるーー!いいいいいい!いぐ!いぐうう!いぎゅうううう!」
白目を向き、悪臭のするまん汁と共に、少量の給食と思わしきものを出しながら逝き果てた。

「えらいわね。ちゃんと全部出さずに逝けたのね」
「せんせ……い……」
先生はサヤカのまんこの下に、掃除のバケツを持っていきお腹を殴った。

「うがっ!」
その衝撃で子宮と膀胱の中身がバケツの中に吐きだされていく。

「これで全部出たかな?」
「は……い……」
その後は給食の時間が終わるまでサヤカはその場で眠っていた。


「じゃあなんでフトシがこの幼女に決めたのかがわかる部分っていうのが……。あ!委員長ちゃん!起きたの?」
「あ……れ?私……」
「給食の途中で寝ちゃったのよ。ご飯は残してるから気にせず食べなさい?」
「でも授業中だし……」
「だから静かにね?あの食べ方ならそんなに音しないでしょ?」
「はい……」
「じゃあ終わったら合図してね?ああ、あと普通のじゃなんだから、このタピオカとかで使う極太ストロー用意したわよ?」
「ありがとうございます……」
みんなはもうなにも言わない。
ただ正しい作法がどのように行われるのか真剣に見ている。

サヤカはストローを鼻に突っ込んで、ご飯という名のゴミが入ったバケツにストローの先をつけた。
教室中が固唾を飲んで見守る中、サヤカはもう片方の鼻を指で押して潰し、バケツの中身を吸い込んだ。
時々咽ながらも徐々に呑み込んでいくサヤカ。
時が経つにつれ皆の集中は授業に移っていった。

六時間目の最後、一時間以上もかけて最後の一滴を飲み込んだサヤカは合図を送った。
ぶほっ!げっぷ!
それは大音量のおならとゲップだった。
クラスメートが可愛そうなものを見る目でサヤカを見る中、サヤカ自身は笑っていた。
「先生!屁こいてすみませんでした!げっぷ!」

その後すぐに授業は終了し、残すは掃除のみとなった。
「じゃあ最後の作法ね。えーっと?私の当番は?トイレか……」
「ねえイインチョちゃん!私教室なんだけど変わってあげよっか!?」
「いいよ。トイレの方がわかりやすいし。みんなごめんけどちょっとついてきて?お手本見せるから」
その表情はなぜか清々しかった。

「まずケツの穴に洗剤を突っ込みます。うひいい!いぐうう!へへっ。入れただけで逝っちゃった」
「イーンチョ?別に女子トイレでもいいんじゃないか?」
「男子トイレの方が汚れてて解りやすいでしょ?そして次に洗剤を少しずつ噴射します。ふんっ!ふんっ!これコツがいるから練習しなきゃだよ?あ、移動はこうやって四つん這いでする方が効率いいからね?」
ニコニコ笑いながら説明するサヤカに対して、クラスメートは真剣に見守っている。

「次に洗剤で当てたところ、今だったらこの床とか便器とかだね。そこを舌で丁寧に舐め撮ります。んあっ。ぺろっ。ここみたいにおしっこが溜まってるところは吸い取った方がいいね。じゅじゅっ!ずずずっ!」
「委員長、休みながらした方がいいですよ?」
「大丈夫だって!カリンは心配性だなぁ。あっ!ここっ!うんこがこびり付いてなかなかとれなくなってるでしょ?こういう時はね?これを使うの」
そう言ってまんこに指を突っ込んで中を探ると、まんこの中からぐちょぐちょの布を取り出した。

「この雑巾を使って綺麗にするんだよ?ごしごしってね!」
「いいんちょぉ……それってぇ……」
「ん?ああ、私のパンツだよ?でももうぐちょぐちょだし臭いし、ゴミみたいなもんでしょ?だから雑巾にしたの。あ、使い終わったらちゃんと元の場所に戻すんだよ?じゃなきゃ次使う時見つからなくて大変だから」
こびり付いたうんこを擦りとったパンツを再びまんこの中に戻す。

「んんっ!この雑巾を戻す時の快感が何とも言えないよお!子宮の中汚れちゃうけどトイレが綺麗になるならいいよね!?じゃあ掃除はこれぐらいかな?全体的に綺麗になったしね」
サヤカは本当に満足そうな顔をしていた。


それから教室へ戻った一同は、全員着席して先生が口を開くのを待った。
「委員長ちゃん、いえ、織部サヤカさん。今日はご苦労様でした」
「先生……」
「あなたは私の誇りよ?あなたならこのクラスを、昔の学園のような立派なクラスに導けるわ」
「先生……私!私っ!」
「なにも言わなくていいの!」
先生はうんこ絵具が固まってさらに腐臭を増すサヤカを抱きしめた。

「イインチョちゃん!私見なおしちゃったよ!」
「イーンチョばっかにいい恰好はさせねえぜ!」
「そうですね。私も委員長のような立派な生徒になりたいです」
「いいんちょぉはひとりじゃないよぉ?これからはわたしたちがいっしょぉ」
四人がそう言ったのを皮切りに、クラス中から賛美の声が上がる。

「わたしも!わたしも委員長みたいにうんこ塗りたくるから!」
「私だってキモオタに処女奪われても泣かないもん!」
「今度はみんなで一緒に演奏しようね!私もケツに突っ込むから!」
今クラスは一つの価値観を共有し、本当の意味で一つになったのだ。



「あ、おじさん間違っちゃってた。それ全部エロ小説の中の学校の話だったわ。めんごめんご。でもみんな怒らないよね?一つになれたんだし」
力を込めてやんわり言う。


「へ?」
「ま……ちがい?」
「ちょっ?え?」
「じゃあおじさん疲れたんで帰りまーす」

今日のご飯はなんにしようかなぁ。
あ、駅前のラーメン屋潰れそうだから、今のうちに行っとかなきゃ食べれなくなるんだった。
思い出してよかったー。
[ 2012/12/02 08:26 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://r13t.blog.2nt.com/tb.php/22-b7f6ba7d