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ダウト!9

リクエスト小説の第九話書きあがりました!
お待たせしましたー!
今回は壊れちゃったラジオ様の他に、二人のリクエストも入っています。
非公開なのであえて何かは書きませんが、リクエストくれた人が喜んでくれたら嬉しいです!
本編は【続きを読む】からでっせ!





どんなものでも突き詰めれば本物になれる。
諦めなければ夢は叶うってやつだね。

おじさん嘘ばっかつくけどこれは本当。
だって本物になれないならそれは努力が足りないから。
叶わなかったと思った時点で諦めてるから。

そう、単なる言葉遊びみたいなもんだよ。

でもおじさんは嘘をつき続けて今の力を手にしたんだ。
嘘だってやり切ったら本当になるんだ。
偽物だって本物になれるさ。

だから……ね?


「おじさんの前で泣かないでー?」
「そんなこと言っても泣きやむやつおらんやろう!?」
「うぇええん!どうせ私らなんかにせもんなんだー!」
今日は珍しく道を塞がれている立場のおじさんです。

「おお!コユキ!?標準語なってるやんか!」
「もういいよおお!ユキは関西人じゃないんだもーーーん!うわあああん!」
「お前のせいやぞ!?どうするんや!?」
「だ、だってー。関西弁が嘘臭いって言っただけじゃーん」
「あほ!漫才って言ったら関西弁や!」
路上で漫才をやってる幼女がいたから見てたんだけど、明らかに嘘臭い関西弁が気になってしかたなかったんだよ。
んで、そう言ったらツッコミの方の子が泣いちゃったってわけ。

「ああ、わかったわかった。おじさんが本物の漫才ってやつを教えてあげるから泣かないで?」
「おじさんなんかに漫才のなにがわかるんや!?」
「そうよっ!ユキもナッツもこんなんでも真剣にやってんだよ!?茶化さないでよおお!ううう!」
「そうか……君らぐらいの子はもう知らないか……」
「は?」
「ぐすっ!うぅ……なにを?」
「おじさんこう見えても昔プロの漫才師をやっていてね。まぁだいぶ昔のことだから知らないのも無理は無いね」
「ええええ!?本当に!?」
「プロの漫才師い!?なんていう名前でやってたの!?」
「ははっ!恥ずかしいなぁ、昔のことさ。忘れてよ」
長い髪の方がユキで短いのがナッツ?
二人とも一緒の顔してる。
とりあえず小柄で可愛いすぎる。
じゃあ、と言って帰るふりをし決断を迫る。

「ちょっと待って!ウチらに漫才教えてや!もっとうまくなっていっぱいの人笑わしたいんや!」
「ユキでもなれる?漫才師……」
「その気があればなれるよ?君らに足りないものは分かったしね」
「なああ!?ほんとうか!?」
「もっと上手になれるの?」
「師匠と呼んでくれたまえ」
「はい!師匠!」
「ユキがんばるね!師匠!」
「じゃあまずそのエセ関西弁をどうにかしようか……」
「うぅ……しかたないやんか、バリバリの関東人なんやから……」
「だから言ったじゃん!無理に関西弁にこだわるのやめようって!」
「いやあ、それはどうかな?」
そろそろイントネーションがおかしい関西弁を聞き過ぎて、気持ち悪くなってきたのでどうにかしてみる。

「どういうことや?」
「おじさんの特殊技術を持ってすれば、関西弁なんて自由自在に操れるよ?」
「ええ!?本当に!?」
「やって!それやって!」
「じゃあまず二人とも両手を真直ぐ上に伸ばして?ああ、足は外に向けて平行に……」
「おお!発声練習みたい!」
「そしたら思いっきりしゃがんで?膝を横に広げる感じで」
「え?あのー?ウチらめちゃくちゃミニのスカートだから……」
「そんなことしたらぱんつ見えちゃう……」
「それだよ。君ら度胸が無いよね?本当にやる気あるの?漫才師が恥ずかしがってていいわけ?」
「やります!」
「やらせてください!」
ちなみにここは駅前の大通りだから、人の行き来はかなりある。
ここでぱんつ丸出しは目立つなぁ。
おお、本当にやった。
結構度胸あるね。

「ううう……これでいい?」
「なんか馬鹿みたいだよぉ……」
「二人とも色違いのお揃いのぱんつなの?仲良しだね?」
ナッツはピンクのボーダー、ユキはブルーのボーダーのぱんつだった。
周りに人だかりが出来始めた。

「双子なの!」
「それ関係あんの!?」
「もっと何回も上下してね?」
「くっそおお!」
「やってやるわよおお!」
大勢の人が集まる中、二人は何度も足を開きぱんつ丸見えになっていた。

「よーっし。これでおっけー。もう関西弁がスラスラ話せるよ?」
おじさんは力を使って二人に言う。

「馬鹿にしとんか?おっちゃん舐めとったらあかんで!?」
「はぁ!?そんなんで関西弁マスター出来るわけないやろぉ!?」
「へ?」
「うっわ!」
「出来とるやん!」
「ユキ関西弁しゃべっとる!なにこれ!?なんでこんなスラスラ話せるん!?」
「おじさんはあんまり人気は無かったけど、弟子は多かった。これだけ言えばわかるかな?」
「し!ししょおおお!」
「すっご!マジでほんもんやん!」
二人は抱き合って喜んでいる。
周りに集まって写メを撮ったり笑ったりしていた人たちも、なぜか口々におめでとーと言っている。

少し落ち付けるところに行って話を続ける。
「そう言えば二人名前は?ユキとナッツだっけ?」
「ああ、それはコユキが勝手に呼んでるだけやで?」
「ユキがコユキでぇ」
「ウチがコナツや」
「へえ本当に双子なんだね?顔一緒じゃん?」
「よう言われるわ」
「髪の毛切ったらわからんやろお?」
「ちなみにマリサとかヒカリとかって知り合いいたりしないよね?」
「へ?マリやんとヒカリンと知り合いなん?」
「ユキら同じクラスやでぇ?」
「まったかよー。なんでこうも集まるかなぁ?あれ?でもクラスで見たこと無いよ?」
「え?おっちゃん学校の人?」
「いやぁ、まあそんなところかな?」
「じゃあカリスケとかキミーとかのことも知ってんのん?」
「うん。ってカリスケってのは無いわぁ」
多分カリンのことだろう。

「ユキらは最近家の都合で学校行ってなかってん」
「ああ、そういうこと?」
「でもこれもやっぱ縁やな?」
「そうやねぇ?運命感じるわぁ」
「これからもよろしゅうたのんます!」
「おねがいなぁー?」
コナツの関西弁が若干コテコテだけど気にせずいってみる。


「で?二人は漫才師になりたいんだよね?」
「そうやねんおっちゃん!二人で双子漫才師として将来バリバリ活躍すんねん!」
「ユキら人笑わすのん好きやねん」
「でもそのわりには人に笑われるの怖がってるよね?」
「ちゃ!ちゃうわ!笑わすのんと笑われるんはちゃうやろ!?」
「ユキぃ、馬鹿にされたり笑われんのはちょっと嫌やわぁ」
「なに言ってんの?芸人たるもの笑われてなんぼだよ?馬鹿にされてもいいじゃん?お客を笑わせたらそれはもう勝利なんだよ?」
「おっちゃん!」
「おっちゃん、ええこと言うたわぁ」
「じゃあ笑われるのになれる特訓でもしようか」
「なにそれおっちゃん!?」
「おもろそうやねぇ、おっちゃん?」
「師匠って呼んでたのホント初めだけじゃん……。まあいいや、じゃあ芸の基本である形態模写から始めようか」
「おおお!それっぽい!」
「それやぁ!ユキらに足りんのはそれやったんやぁ!」
「いやいや、そんな簡単じゃないから。まずは手始めにってことね?」
「ユキ初めっから知ってたでぇ」
「うん……それならいいや……」
また歩き出してさっきの駅前に戻る。

「じゃあまずはあそこで電話してる人の真似してみて?」
「へ?ああ、あれか?」
「簡単やぁ」
ほっ!とかはっ!とか二人とも掛け声はいいのに全然まったく出来てない。

「予想してたけどかなり下手糞だね。もういいや、おじさんが今からちょっとした手品で二人の身体を強制的に動かします」
「ええー?急に胡散臭くなったなぁ?」
「おっちゃんボケてんのぉ?ツッコミ待ちかぁ?」
「さぁ、そんなこと言ってられるかな?二人ともおじさんが言ったものの動きを完全に真似するよ?じゃあ……あそこでご飯食べてる人」
力を込めて二人に言うと、一瞬ピクっとしてから同時に動き始めた。

「ええええ!?なにこれ!?」
「身体が勝手に動いとるぅー!?」
二人はぴったり同じ動きで、食事中の人とシンクロしている。
その人は座っているので、二人は空気椅子状態だが辛そうでもない。

「いいねぇ?どう?これが本物の形態模写だよ?」
「すごいわ!でもこれ皆拍手してくれてるけど笑ってはないで?」
「そうやぁ、ユキらはパフォーマンスしたいんとちゃう、漫才したいんやぁ」
「ここからが本番だよ?じゃあ……あの猫になる」
「ふえええ!?」
「ひゃあああ!なにこれぇ?」
おじさんが指さしたのは毛づくろいをしていた猫である。
ふたりは足を延ばして座ると、両手を舐めて顔や頭に擦りつける。
周囲に出来始めた人だかりから、かわいいー!とか声が聞こえる。
しかしそれも初めだけ、猫が後ろ脚で顔を掻き始めたのだ。

「いいいいやあああ!ちょっと!またぱんつ丸出しになっとるやんかあ!」
「もおおおお!ちょっとみんな見んといてぇえ!?」
周囲が笑いに包まれる。

「じゃあ次はあの犬だ」
「え!?ちょっと!犬は不味いて!」
「もしかしてってことがあるかもやでぇ!?」
首輪で繋がれた犬は暇そうにボーっと座っている。
二人も初めはボーっと座っているが、子どもが犬に近づいてじゃれ始めたのを期に動き始めた。

犬がチンチンのポーズで舌を出してはぁはぁ言っている。
「はぁはぁ!ってなんやねんこれ!」
「またぱんつ見えてまうう!はぁはぁ!ひただひてあほみはいはー!」
さらに犬のテンションは上がり続ける。

「うううわああああーー!さいあくやああ!」
「うええええん!こないな恰好させんといてぇやああ!」
嬉しがった犬はお腹を撫でて欲しそうに仰向きになって、四本の足を上げたのだ。
いわゆる一つの服従のポーズである。

「もう完全にぱんつ丸見えやんかああ!はぁはぁ!」
「ちょっとおお!写真はやめてええやぁああ!ううう!はぁはぁ!」
そして犬は嬉しさの絶頂に至ったのか、悲劇が起きた。

「な!?なんや!?」
「う、うそやろぉぉ!?」
一匹と二人は、ピュッと短めにおしっこを飛ばしたのである。
これが世に言うウレションである。
周囲は半分引いて半分大うけ。
少人数が顔を赤くして必死に写真を撮っている。

子どもたちは飽きたのか去っていった。
もう大丈夫だと思った瞬間、さらなる悲劇が始まった。

「あかんあかんあかんーーー!それだけはあかーーん!」
「もういややぁ!家帰るぅ!」
二人は四つん這いで立つと、片足を大きく上げた。
もう見ている全員が次になにが起こるか理解した。
一瞬気持ちよさそうな顔になったと思ったら、勢いよく小便が出てきた。

「あああああ!出てるううう!」
「ううう……ひっぐ!ひっぐ!もう……ユキ死にたいぃ……」
二人とも涙を流しながら放尿した。
長く続いた放尿の間、観客と化した通行人たちは今度こそ全員笑ったのである。

「なにあれー?あそこまでやるう?」
「やっべーー!なにあいつら!?あれほんもんの小便かぁ!?」
「くっそうけるわ!はっはー!」
「幼女のワンワンおしっこおおおおお!」
一部おじさんと同種の人類もいるが、おおむねみんな二人を馬鹿にして笑っている。
狙い通りだね。

「おお!次はあれもいくんじゃねえか!?」
「うそだろお!?あれはやんねえよ!」
「あの子たちならやりかねないんじゃない!?」
観客が期待しているもの、それは……。

「らめええええ!おっちゃああん!とおおめえええてええ!」
「うううわああああんん!お嫁にいけへんくなるううう!」
犬がしゃがみ込んで気張り始めたのである。
そしてしばらく震えると……。

「ううううう!でるううう!はうっ!」
「ひいいい!ひゃふっ!」
二人は真っ赤な顔をしてぱんつの上からうんこを漏らした。
騒いでいた二人が静かになり、観客も一瞬押し黙る。
その雰囲気に二人は耐えられなかったのだろう。
この瞬間、二人は偽物の漫才師から、アマチュアながらも本物になったんだと思う。

「もおおお!ほんまにうんこ垂れてもうたやないかい!」
「君とはやっていけんわぁ!」
「「ありがとうございました!」」
馬鹿みたいな顔をしながら二人がそう言った瞬間、観客は嘲笑の渦に巻き込まれた。

「はーはっはっはあ!なにやってんのあれ!?」
「ばっかじゃねえーの!?」
「うんこまだ垂れてるよ!プラプラ浮いてやんの!」
「あいつら自分で揺れてうんこ動かしてんぞ!?」
「やっべーーー!俺こんな笑ったの久しぶりだわ!」
満面の笑みでその嘲笑を受け取る二人だが、後ろから駅員が走って来た。

「ねえ、二人とも?逃げるよ?」
「へえ!?」
「な!なんでなん!?」
「そりゃあねぇ?うしろうしろ」
「うっわああ!あかんやん!」
「駅員さんめっちゃ走って来てんやんかぁー!」
二人は垂れたうんこを拭く間もなく、足につかないように中腰になって逃げて行った。
その光景を見てまた笑いに包まれる観客。
おじさんはゆっくりとその場を後にした。


「もぉーー!おっちゃんのおかげでえらい目におおたわ!」
「で!でも!みんなわらっとたでぇ!?」
「ほんまや!あれみんなウチらが笑かしたんや!」
「はは!ははは!」
「やったでぇーー!」
「これでもうわかったでしょ?おじさんが言いたいこと」
「ああ、ウチらに足りんかったんは覚悟や」
「笑われる覚悟、馬鹿にされる覚悟。でももう大丈夫やでぇ?」
「そやな!もうウチらは迷わへん!」
「ああ、二人とももう大丈夫だよ。全力で馬鹿にされる芸をするし、人を笑わせる為ならなんでもするよ」
おじさんはお節介だけど念押しで力を使う。

「じゃあ次は本番だね?」
「本番?」
「なんかオーディションでも受けるのん?」
「いきなりそれはハードル高いでしょ?だからまずはもっと沢山の人を笑わせようよ。手始めに明日学校でワンマンライブするってのはどう?」
「でもなぁー?ウチらのこと見に来てくれる人なんかおんのかなぁ?」
「よくてクラスの子らだけとちゃう?それならまたこことかでしたほうが人集まるわぁ」
「おじさんに任せといてよ。おじさんを誰だと思ってるんだい?」
「おお!おっちゃん学校の人やもんな!」
「学校の人が学校のなんの人なんかは、さっぱりわからんけどなぁ!」
「じゃあ二人とも、明日の漫才の稽古と、衣装合わせをするよ?」
「はーい!」
「やったるでぇーー?」
そうして双子の漫才師との笑いあり涙ありの稽古が始まるのだが、もう本番行っちゃうねぇー?


「いよいよやわぁー。緊張するわぁー」
「大丈夫やって!いっぱい稽古したやんか!」
「うん!ユキ頑張る!ナッツと一緒やもん!なんでも出来るわ!」
「当たり前や!ウチら二人は泣く子も笑う双子漫才師やで!?」
「いっちょかましたろぉー!」
「ほないくでぇーーー!?」
わあぁぁぁ!という観客の声が木霊するここは、学校の体育館。
全校生徒が観客である。
もちろんおじさんが用意したから、みんな嫌でも席は立てない。
まあそんなことしなくても、みんな夢中になるだろうけどね?

「はいはいはいはいはい!」
「みなさんおまっとーさーん!」
「コナツと!?」
「コユキで!?」
「「ユキココナッツです!」」
二人が出てきた瞬間場の空気が凍りつく。

低姿勢で出てきた二人は立ち位置につくと、ガニ股でお互いの鼻にピースを突っ込みあう決めポーズをする。

だが異常なのはポーズなんかじゃない。
二人とも裸であることも異常だが、お尻から尻尾のようなものが垂れている。
よく見るとそれはうんこがぶら下がっていることが分かる。

そして髪の毛はオデコの幅だけ直線に禿げており、落ち武者のようになっている。
そして眼を見開いているだけかと思えるが、実はまぶたに接着剤が付いており、目を見開いたままで固定されているのである。

「あらあらみなさん固まってもうた?」
「ほなみんなよう見といてやぁ?」
「「はーい!」」
二人はまんこに空いた手を突っ込んでもぞもぞしたかと思うと、中から万国旗を引き出した。

「んひいいい!擦れて熱いわああ!」
「ウチはちょっと気持ちようなって!うぎいい!いぎゅっ!」
「ってなに逝っとんねん!」
コユキがツッコんだ瞬間ひときわ大きい旗が出て来る。
そこには『ここ笑うとこやでぇー』と書いてある。
そのまま二人は万国旗を引き抜いた。

それを見た瞬間全員ドン引きだった体育館が笑いでいっぱいになる。
「はーはっは!なんだそれ!」
「うひひひっ!やっべ!ばっかみてぇ!」
「なにあれー!髪の毛本当に剃ってるのぉ!?」
「おおおい!ハゲキャラ私と被ってんじゃねーぞ!」
若干一名謎の怒り方をしているサイカを除けばみんな笑っている。
その間二人は後ろを向いてお尻を突き出した。
左のコナツの尻には『おま』右のコユキの尻には『んこ』と刺青が彫られている。
そのまま二人でお尻を振ってうんこを切り落とす。

「なあ!ちょっと待ってぇやナッツ!これ二人やないと意味わからんやん!」
「ええ?そうか?」
「ほなナッツ『おま』ってなんなんよぉ!?」
「いやいや、これ『おま』やないで?」
「はぁ?じゃあなんなん?」
そう言うとコナツは少し右を向く。
右腰のあたりから新たな文字が出て来る。

「『おまる』やん?」
「なに一人だけ完結してんのん!?」
「いやいや、コユキ?あんたちょっと左向いてみぃ?」
「え?なんなん?」
コユキがコナツと同じように左に少し向きなおすと、そこにも新しい文字があった。

「『うんこ』やん?」
「なんでユキは『うんこ』やねん!」
「ちょっと待ってな?」
コナツは文字が見えるような角度で横になる。

「文字見えるように上乗ってきてぇ?」
「はぁ?ほんまなんなん?」
しぶしぶといった感じでコユキがコナツに覆いかぶさろうとした。

「『おまる』に『うんこ』投下ー!」
「だから誰が『うんこ』やねん!」
そう言ってコユキはおもむろにコナツの鼻をピースで突いた。

「ふがっ!ぢょっ!ごゆぎ!ばなどべるば!」
「取れてまえ!取れるまで放さんからな!」
「まあそういうわけなんですけどね?最近めっきり寒くなりましたねぇ?」
「って続けるんかい!ほんで鼻に入ってても普通にしゃべれるやないか!」
鼻から指を抜き去ってグリグリと鼻くそを顔に押し付けるユキ。

「もぉーコユキが鼻に指入れるから、鼻糞手前に出てきてもうたやん?違和感バリバリやわ!ほんまにー!」
そう言ってコナツは腰を落としてケツの穴に指を突っ込んだ。

「そうそう、そうやってケツに指突っ込んでぇ?」
突っ込んだ指をコネコネするコナツ。

「よーくほじってぇ、はい!鼻くそ取れたー!って糞やないかい!」
指に付いたうんこを高々と掲げるコナツに、コユキがノリツッコミをする。
それと同時にコユキはコナツのまんこに勢いよく腕を突っ込んだ。

「はぎゃああああああああああ!ううううでえええ!うでえはないいいい!」
「あんたのガバまんなら大丈夫やて」
「いぎゅううう!」
「って結局逝くんやないかい!」
さらに中で手をパーにしてそのまま引き抜く。

「ふぎっふ!ぬぎいいい!ああうううう!もううう!コユキにツッコませたらまんこなんこあっても足りんわ!」
「まんこなんこて!ダジャレかい!」
「ふぎゅうう!もうやめたってぇぇぇ……」
もう一度腕までまんこに入れてすぐに引き抜く。

「身体張り過ぎだろお!?」
「えええ!?まんこってあんなに広がんのかああ!?」
「だめだっ!今更顔が面白い!」
「あの顔でやられたらたいていなにやってても面白いわ!」
「おーい?私も実はハゲてるぞー?」
観客もどんどん温まってきた。

「ふううう!コユキが無茶するから、ちょっと肌寒くなってきたわ!」
「関連性は分からんけど、そらあかんなぁ?ナッツに風邪引かれたら漫才出来へんやん?」
「せやろ?ちょおウチ服着てもええかな?」
「ええけど早よしいや?お客さん待たしたあかんで?」
「ああ、大丈夫。服実は持っとんねん」
「え?どこに?」
「ちょっとまんこ突き出してみい?」
「え?ユキが?ええけど……はい……」
肩幅に足を広げて腰を突き出したコユキのまんこを、コナツはいじり始める。

「ちょっ!ナッツ!?なにやってんのん?こんなとこでそんな!ちょっと!?でもユキ!ナッツになら!うひっ!あああ!い!いぐう!」
「よーし、取れた。ん?コユキ?どないしたん?」
「恥ずかしいわ!ほんでどこになおしとんねん!」
勢いよくコナツのケツに指でカンチョーする。

「ひぎゃああ!ああ!あかん!それはあかん!痔になってまうわ!」
「なれ!」
「もーお、コユキは怒りっぽくなったなぁ?ったく」
そうボヤキながら取り出した服を着ようとしている。

「ん?ずいぶんちっさなって。洗濯し過ぎとちゃう?」
「んーーー?腕は入ったけど頭が入らんねんなぁー?」
「ってそれぱんつやないかい!しかもそれ男もんや!」
再び指でカンチョーを食らわせるコユキ。

「いじゃああ!ってあかんって!しゃれならんわ!ふうう!まあ、乙女やから男もんはちょっと無理かもな?」
「そもそもぱんつやって言ってんやろ!?」
「はーい!コユキの愛液たっぷりぱんつプレゼントー!」
そう言ってコナツは観客席に向かってぱんつを投げる。

「ちょっ!あんた勝手になにやってんの!?」
「ああ、でもおっちゃんの使用済みでーす」
「ほんまになにやってんの!?」
ぱんつは誰にも触れられぬままべちゃっと床に落ちた。

「あんなぱんついらねーよ!」
「コナツちゃんのぱんつなら欲しかったのにいい!」
「あの落ち武者のぱんつ欲しいか!?」
「それもそうだなっ!ひゃひゃひゃ!」
前列の男子が盛り上がっている。


「もー!ナッツのせいで全然進まへんわ!」
「はい、じゃあ一発芸やりまーす!」
「ほんで勝手に進めんのかい!」
ぶつくさ言いながらも芸の準備をする。
真ん中に空気入れが付いた筒が用意された。

「じゃあ交互臨月やりまーす!まずナッツからなぁ?」
「よっしゃ!ほないくで?」
息を整えてその筒をケツの穴に入れる。

「ぐぎいいい!ふぐっ!」
おおおおーーっと観客から感嘆の声が漏れる。
次に同じように反対側からコユキがケツに入れる。

「はぐぐぐぐぐ!ほにゅう!」
その後コナツが空気入れで空気を入れて行く。

「ふぬぬぬぬ!はぎい!」
するとコナツのお腹が空気で押されてどんどん膨らんでいく。
ぱちぱちぱちぱちと拍手さえ起こった。

「おふううう!赤ちゃん出来ちゃったぁああ!」
コナツは馬鹿みたいな顔をして手を振っている。

「あんたはまたゴム無しで、そこいらの男にすぐ犯らせるからそうなるんよ!」
コユキが文句を言っているとコユキがニヤッと笑った。

「食らえ!」
ぷうう!っという音と共に、コナツの中の空気が屁としてコユキに注ぎ込まれ、腹が膨らんだ。

「はひゅうううう!ふひっ!ふひっ!わあああん!ユキも孕んでもうたぁ!」
「さすが双子やん!?ウチは無事産まれたでぇー!」
そう言ったと思うと今度はコユキが屁をかます。

ぶほっ!っとなった瞬間コユキの腹がへこみ、またコナツの腹が膨らむ。

「うひょおおお!また出来てもうたぁ!子どもの名前も付けてへんのにいい!」
「あんたの子どもなんか屁子とかでええねん!」
そう言いながらコユキは空気入れで更に空気を入れていく。

「ふぎいぎぎいぎ!ユキもまた孕んでもうたぁ!二人目やぁ!」
「ウチまだ産んでへんやん!早すぎるやろ!」
そう言うと二人は後退して行って、お尻をひっつけた。
その後お互いのお尻をぶつけ合って拍手する。
「はい!みなさん拍手ーーー!」

「ふぎいいい!がふうう!ケツあにゃきもひいいい!いぐううう!」
「ユキもおおお!ユキもケツ穴でいっしゃうほおおお!」
「「ふぐっ!」」
ぶほおおおお!
二人は同じタイミングで逝くと、同時に前のめりに倒れた。
大きなおならと共に筒は引き抜かれて、茶色く汚れたそれがカランと落ちた。

「おおお!すっげええ!ちょうど真ん中に落ちたぞ!?」
「タイミングぴったり過ぎるだろ!?」
「さっすが双子だな!」
「てかなんだよ交互臨月って!」
「馬鹿馬鹿しすぎるわっ!」
「あの顔見た!?最後の!馬鹿そのものだったじゃない!」
「ってかくっせーよ!ははっ!」
「なあ私なんて全ハゲだぜ?……もういいよ……」
これには観客もご満悦のようだった。
そしてサイカも諦めたようだ。


「おお、コユキ?ケツの穴カッポリ開いてんなぁ?」
コユキはまだピクピクしてて動いていない。

「なんや動けへんのんか?ほな手伝ったろ!」
そう言うとコユキのケツの穴に手を突っ込んだ。

「しゃひいいい!」
叫ぶコユキを無視して無理やり身体を起こす。

「はーーい!ユキはコユキだよおお?ユキってぇ?あんまりまんこ拭かないから隠れていっつもボリボリ掻いてるのぉー」
「ってなに言っとんの!?それはあんたのことやろ!?」
動けるようになったコユキがコナツを立たせて尻に手を入れる。

「ぎゃひいいい!」
「おおっす!コナツだおお?ウチはくっさい臭いが大好きだから、帰ったらいっつも蒸れて汗だらけの自分の靴下と靴でオナニーしてるのぉ!」
「それこそコナツやん!?足すっごい臭いやんか!」
「ナッツはワキガやろ!?臭すぎんねん!」
「「もう知らん!ふぎゃああ!」」
そう言って同時に手を抜いて、同時に逝ってしまった。

「なにがやりてえんだよ!」
「ふひゃひゃ!結局自分の暴露大会じゃねえか!」
「滑稽すぎるわ!ぷふーー!」
「いいですねぇ!もっとやりなさい!はっは!」
職員まで手を叩いて笑っている。


「次はリアクションや!芸人ちゅうたらこれやろ!?」
「ほなやってもらおかぁ?結構難しいで?」
「ウチは余裕やっちゅうねん!」
「実はここに……ザリガニおんねんけど……」
「なんでそんなでかいことなったん!?」
コナツの腕ぐらいの長さがあるザリガニがうようよ出てきた。

「じゃあまずは乳首にいくでぇ?」
「えええ!?無理無理無理!乳首もげるわ!」
「えいっ!」
「はぐぎいいい!」
「え?はぐき?なにが?ここも?」
「はわわわわ!ぐじいいい!」
「え?口につけるんじゃなかったん?じゃあやっぱここや!」
口を挟んでいたザリガニを無理やり引きはがし、今度はクリトリスに挟ませる。

「ほぎゅっ!……いぎゅううううう!いぎゅっ!いぎゅっ!いぐぐぐぐぐう!」
「ほんまナッツは最後逝くっていうワンパターンやわ」
「はぁ!はぁ!はぁ!」
ザリガニを無理やり引きはがして息を整えるコナツ。

「じゃ、じゃあ!コユキは!出来んねんな!?」
「まあなぁ?」
「ちょうどここにアツアツのおでんがあんねんけどなぁ?」
「ちょいちょいちょい!それ沸騰してる!ぐつぐついってるから!」
「この卵を口に……突っ込む!」
「おぎゃああ!あじいいい!あじ!あじ!あじ!あじ!」
コナツはアツアツ卵をまんこにスポッと入れてしまった。

「はぎゃああ!とれへん!とれへんからこれ!ほふううう!ほふうう!ほひっ!ぴゃああ!」
まんこに手を突っ込んでボロボロになった卵を掻きだすコユキ。

「ほぎいいい!もうりゃめえええ!」
最後に鍋の上でうんこを垂れ流して倒れこんだ。

「お、おう……ほんまにおもろいやんか……」
「あふっ!あふっ!あ!当たり前や!ツッコミ舐めんな!」
「すんません……」
「罰として熱湯風呂な?」
「ま、マジかっ!?」
「ちょうどここに熱湯風呂が……」
「さすがにそれは……出てきたああ!」
熱湯風呂が運び込まれる。

「あれ?でもなんか黄色ない?」
「気のせいやろ?」
「ううぅ」
いやいや風呂の淵につかまって待機するコナツ。

「絶対押すなよ!?絶対やで!?」
「はいはいわかったわかった」
「自分のタイミングで行くからな!?絶対!」
そう言った瞬間コユキがコナツの頭を掴んで押し込んだ。

「しつこいねん!」
「ぶふふっ!……っばああ!あじいい!あじ!むりいい!あじゅいいい!」
「あれ?これ温まってなかった……」
「あじゅいい!ってそうやねん!ちょうどええわ!丁度いいお湯加減ですわ!やりにくいんじゃ!ちゃんと用意しとけ!」
「あ、これ熱湯風呂やなくて、仮設トイレやったわ」
「ぷふっーーー!どおりで臭いと思たわ!ちょっと飲んでもうたやんけ!」
「ちょっとあんたなに小便の海に飛び込んでんの?前世ハエかなんかちゃう?臭いから近づかんといて?」
「ひどい言いようやな!お前もくらえっ!」
コナツはコユキの顔を掴んで小便の中につける。

「ぶぶぶぶぶぶぶ!」
しばらくしてコナツが引き揚げるとコユキは倒れこんだ。

「ちょっ!?コユキ!?おい!しっかりしいや!えいっ!えいっ!」
何度か心臓マッサージをすると、コユキは口から小便をピューっと拭きだしてコナツの顔にかけた。

「きったな!顔にかけんなや!」
「っは!生きてた!」
「絶対わざとやろ!ほんでボケのウチよりおもろいことすんな!」

「やだぁーー!あれ本物のおしっこ!?」
「くっせ!本物だ!」
「うっわ!口に含んでたのか!?」
「なんでもやんのかよ!人間捨ててんな!」
もう二人は人間としても認められていないらしい。


「じゃあ最後はモノマネやね?」
「これはユキら得意やからね?」
「師匠直伝や!」
「じゃあまずはナッツがしいやぁ!」
「ええで!?じゃあまず!『トイレで紙が無くて困っちゃう時』や!」
「長いわ!」
そう言うとさっとハケるコユキ。
ステージの真ん中でコナツがうんこ座りをする。

「はぁーー!間に合うた!くっそしってへぇこいてぷーーっとな!」
ぷぴーー!ぶふっ!ぶぼぼぼ!
コナツは謎の歌を口ずさみながら本当にうんこを垂れ流した。

「ふう!すっきりしたわ!ふんふんふんーってうわ!か、紙ないやん……」
急に焦り始めたコナツ。

「どないしょ!?どないしょ!?せ!せや!隣のとこ行ってもらお!」
コナツは中腰でうんこを付けたままヘコヘコ歩いていく。

ぷっふーー!
さらにおならが出る。

「あかん!もういっぱつきそうや!」
ぶひっ!とうんこがおかわりされた。

「やってもうたぁー!でもこれで!っな!ここもないやん!もうええわ!」
そう言ってコナツは自分の手でケツを拭く。

「もー!早よ手ぇ洗お!って水出んのかい!もおおおお!」
そのまま髪を掻きむしってイライラし始めるコナツ。

「って……ああ!手が綺麗になっとる!なんでや!?おお!紙は無くても神はおんねんな!」
上機嫌になったコナツの髪にはうんこがべったり付いていた。
そのままコナツは舞台をはけていった。


「さあ!続きましてはユキの番!『学校のプールを覗いている変態』するで!」
舞台ソデから戻ってきたコユキのまんこには、リアルなちんぽを模した双頭ディルドがついている。

「ほひいい!JSの水着姿もへえええ!うわああ!あの子まんこに水着食い込んでるおおお!」
観客の方を向いて、中腰になり股間のちんぽをしごき始めるコユキ。

「はひいいい!気持ちいい!ほふっ!ほふっ!おおお!あの子サイズ合ってないから胸チラしてるううう!ピンクの!ピンクのポッチがあああ!」
手を止めて腰を動かしていくコユキ。

「あの子だ!あの子で逝くんだ!今あの子のスク水とまんこの間に、ちんぽ突っ込んでるううう!ひっぎいいいい!いぎゅうううう!」
コユキは涎を垂らしながら逝き果てた。

「ふうう!これだから覗きは止められないおおお!?さああ!更衣室忍び込んでおみやげでも貰いましょうかねええ!?ふへへへへっ!ん?え?」
そう言うと後ろに振り返る。

「あびゃびゃびゃびゃ!ちちちち!ちなうんですちなうんです!ぼぼ!僕はただここで立ちしょんしてただけで!ほ!ほら!」
そう言うとおしっこをもらすコユキ。

「ふうう!っね!?って!あれええ!?なんで!?なんで連れてくのおお!?」
一人で捕まった様子を再現しながら後ろに下がっていく。

「今の見たぁ!?二人とも本当に漏らしてるよ!?」
「てか本当に私たちがおかずにされてるみたいで気持ち悪かったぁ!」
「でもホント情けなさ過ぎて笑えるわ!」
「ふっふー!最後のコユキの顔見た!?泣きそうだったんだけど!?」
みんなもう二人の作りだす世界に引きづり込まれていた。

舞台に一瞬人がいなくなったところで、二人同時に出て来る。
なぜかコユキはまだ双頭ディルドを着けたままのようだ。


「はーい!どうやったぁ!?」
「自慢の芸やしねぇ!」
「じゃあ次で本日最後の芸になります!」
えーーー!という声が方々から聞こえる。

「おおきに!みんなおおきに!」
「大丈夫やで!みんなが見たいっていうなら、こんなんいつでもどこでもやるやんかぁ!」

そして二人は息を揃えて同時に言う。
「「最後のモノマネは『両親のセックス』です!」」
急にしおらしくなる二人。
そして見つめ合い、どちらからともなくキスをし、ベロをからめ合った。

「むはっ!もう!あなたったら今日はどうしたの?いつもより情熱的じゃない?」
「お前があんな下着着けてたからだろ?」
ディルドを着けたコユキが父親役で、コナツが母親役らしい。

「今日も……めちゃくちゃにしてほしいの!」
「しかたないやつだなぁ、おい!ケツをこっちに向けろ!」
「ぶひいい!はいいい!この雌豚にもっと命令してくだしゃい!ぶひいいい!」
コナツの突き出した尻にビンタをしていくコユキ。

「ほらっ!ほらっ!気持ちいいのか!?おい!」
「ぶひい!ぶひひひ!」
「はっは!豚には言葉はしゃべれないよなぁ!?おい!咥えろっ!」
前に回っていきなり喉の奥までちんぽを突っ込む。

「ごほっ!がはっ!ぐええええ!」
コナツは耐えきれず嘔吐する。

「なに勝手に吐いてんだこの豚がっ!」
顔を蹴り飛ばし、髪を掴んでコナツの顔で床を掃除する。
そこにはさっきのモノマネでコナツが出した便と、コユキが出した小便などもあった。

「ほらっ!美味いかっ!?美味いと言え!糞豚!」
「ぶひいい!おいひいれふうう!もっろおお!もっろお顔でフキフキしてくらはいい!」
「けっ!なに興奮してるんだ家畜風情が!」
足で顔を踏みつけそのまま顔を前後左右に動かして掃除して行く。
その度にコナツは必死に床の汚物を吸い取っていく。

「だいたい綺麗になったな?じゃあケツ上げろ!ちんぽ突っ込んでやるからよお!」
「ぶひっ!ぶひいいい!」
コナツは腰だけ突きあげ尻を振って喜ぶ。

「いくぞ!」
掛け声とともに一気に奥までちんぽを突っ込むコユキ。

「ぶひいいい!」
「はひゃぐう!」
一瞬同時に逝ってしまったようだが、何事もなかったかのように続けられる。

「絞まりのわりい糞便器だなぁ!おい!」
「はひいい!もうひわけごらいまへん!」
コユキはおもむろに手を振り上げると、コナツのケツの穴に突っ込んだ。

「ぶふひひひひ!ぶひっ!ぶいいいい!」
「こうでもしなきゃ締りが悪くてザーメン出せねえからな!」
そうしてコユキは手を突っこんだまま腰を動かす。
コナツもそれに合わせて腰を振る。

「ぶひいい!つかんでるううう!便器豚の子宮つかんでりゅううう!」
「へへっ!お前なんかただの使い捨てオナホールだからなぁ!こうやって手でしごかなきゃ使えねえだろ!」
「はひいい!使い捨てオナホールでふうう!手でシコシコして捨てちゃってくらはいいいい!子宮こわひてえええ!」
「はははっ!そのまま無様に逝き果てろおおお!おおおひいいいい!いぎゅうう!」
「ぶひゅいいいい!ひぎぃいいいいぎゅううう!」
二人はまた同時に逝き、コユキはコナツの上にドサッと倒れこんだ。

「今日もよかったよ?」
「私もよ?あ・な・た?」
「愛してる」
「うん。私も愛してるわ」
お互い寄り添っていって軽くキスをしたところで幕が下がる。

観客全員スタンディングオベーションである。
なぜ最後微妙に感動を誘って終わったのかは謎だが、流されやすい生徒たちは涙を流している者さえいる。


舞台裏にいくと二人が倒れこんでいた。

「おおい?二人とも?大丈夫?」
「ああ!おっちゃん!どうやった!?」
「ユキらちゃんと漫才出来てたぁ!?」
「ああ、本当にいい漫才だったよ。でもなぁ……」
「んへ?でもなんなん?」
「んーー言いにくいんだけどぉ」
「なんやねん!はっきり言ってえや!」
「あれ多分18禁になるから、全部オーディションでは使えないお?」
固まる二人。

「まあだからそういうことで。あ、あとね?その髪とか刺青とか?すぐ飽きられるからどうにかしたほうがいいよ?じゃあねー」
そう言って固まったままの二人を置いて、おじさんは学校を後にする。

おじさん今日はいいことしたなぁ。
二人だけじゃなくて、あんなに大勢の人を笑顔にしたんだから。
うん。
もうすぐ秋だねぇ……。
[ 2012/12/10 19:42 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

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