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ダウト!11

リクエスト小説の十一話目が出来ました!
遅くなって申し訳ございません。
ではではさっそく本編へ。
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プリンに醤油をかけるとウニになるらしい。
いや、ウニにはならないか?
ウニっぽっくなる。

おじさんもやってみたけど、確かにそれっぽくはなる。
でも本物のウニを食べたことがある人からすると、それはやっぱりニセ物だ。

警察官に憧れて制服を集めてはそれを着て悦に浸る人。
本当は好きでも無い歌手を友達に合わせて応援する人。

人は嘘をつき、プリンさえ嘘をつく。
そんな嘘は下らなくて、無くなっちゃえって思う?
嘘をつくより本物になるべきだって思う?

いいんじゃない?

きっと警察官になりたいんじゃない。
悦に浸るのが目的なんだから。

嘘をつくのは、自分を偽るのは、友達と仲良くなりたいからなんだから。

なんの話かって?
プリンはやっぱりプリンのままで食べた方がおいしいけど、ウニの味がするプリンが食べたかったんならそれでもいいんじゃない?ってお話。
要はなんでそんなことしたいのか、ちゃんとわかってればそれでいいってこと。

さぁ、お姫様がお目覚めのようだよ?


「うぅん……今何時?」
「朝の8時でございます」
「ん?誰?」
「お忘れになられたので?召使いのおじさんでございます」
「あぁ、じいやね?」
「じい……まぁ、そうでございます……」
「はぁぁぁ、おはよう……」
寝ぼけた頭を軽く掻きながら、イチゴ姫がお目覚めだ。

「あれ?ここはどこ?」
「今日は庶民のお家にお邪魔しているのですよ。それもお忘れで?」
「ああ、そうだったわね?庶民はいつもこんな狭い所で寝ているのねぇ」
いやいや、自分ちでしょ?ここ。
とは言わない。

「じゃあおじさん!?僕ちょっと仕事ありますんで!イチゴのことよろしくお願いします!」
「あぁ、はぁーい」
「今の小市民は誰?」
「この家の主人ですね。気になされずに」
まぁイチゴのお父さんなんだけどね。
お父さんには今日一日イチゴの世話をすると言ってある。
もちろん力を使ったのでなんの違和感もなく、お父さんはおじさんに任せて仕事に行った。

「ではイチゴ姫、お着替えを……」
「そうね?」
そう言うとそっと布団を出るイチゴ姫。
味気ない紺色のパジャマが出てくる。

昨日あのまま眠ってしまったイチゴ姫を、抱きかかえてこの家まで送って来た。
眠ったままお風呂に入れて綺麗に身体を洗ってあげて、パジャマを着せてあげたおじさんはなんて出来る執事なんだろう。
そっと服に手を掛けるイチゴ姫を手で制する。

「イチゴ姫?お着替えはじいやの仕事ですぞ?」
「あら、そうだったわね」
だんだん話し方さえじいやになって来た。
年は取りたくないものだ。

イチゴ姫のパジャマのボタンを一つずつ外していくと、中からキメ細やかな肌と、小さく膨らみのほとんど無い胸が出てくる。
おじさんに見られてもイチゴ姫は恥ずかしそうにはしない。
召使いに見られるのは当たり前だからだ。

そのままズボンも脱がすと、生えかけの陰毛が可愛いまんこが外気にさらされる。
ぱんつは全て、あることに使っているので、昨日はノーパンで過ごしてもらったのだ。

「では香水を入れますので足を広げて下さい」
「わかったわ」
イチゴ姫は裸のまま足を肩幅に広げ、腰を突き出す。
柔らかなマンコを広げると、尿道口にカテーテルを突き刺す。

「うぎい!」
「イチゴ姫?はしたないですぞ?」
「わゃ!わかってますわ!我慢しましゅ!」
痛みに一瞬腰を引いたが、すぐにまた腰を突き出す。
カテーテルが膀胱まで届いたのか、自動的におしっこが漏れていく。
それを桶で全て受け取って、カテーテルの先に注射器を差し込む。
注射器の中身はフローラルな香りの香水だ。

「では入れていきますぞ?」
「早くしてね?うにゅうう!?」
早くしろと言ったわりには準備が出来てなかったらしいが、気にせず注射器を空にする。
そのまま二本、三本と入れていき、膀胱はパンパンになったようだ。

「はううう!トイレ!トイレに!」
「まだですぞ?これをつけてと……」
カテーテルの先につけたのは、香水の噴射口である。

「香水を出したい時はこのポンプを押すのですぞ?」
「わ、わかったわ!」
噴射口には小さなポンプがついている。
それを押すと膀胱の香水が引き上げられ、噴霧される仕組みになっている。

「ふうう!はああ!もう!じれったい!」
必死になってポンプを押すイチゴ姫。
ガニ股になって股を覗きこみ、そこについたポンプを必死に押して、膀胱から香水を噴射している。
フローラルな匂いと共に、微かなアンモニア臭が混じった匂いが部屋に広がる。

「イチゴ姫?尿意は我慢してください。必要な時に小出しに押してくださいね?」
「ええ!?そ、そんなの!」
顔を真っ赤にさせて尿意に耐えるイチゴ姫。
しかたないなぁ。

「イチゴ姫は尿意はあまり気にならないお人ですので、大丈夫ですよね?」
出来る執事の計らいで、というかおじさんの力でなんとかごまかす。

「そうだったわね?さぁ、準備を進めましょう?」
さっきまでの焦り方はどこ吹く風で、先を促すイチゴ姫。

「では……」
と言いながらおじさんは、さっきイチゴ姫が出した尿にシャボン液を溶かしていく。
それを注射器で吸って、後ろを向かせたイチゴ姫のお尻を開いて突っ込む。

「ぬひっ!も!もっと優しく!」
「イチゴ姫の絞まりの悪いケツ穴なら大丈夫かと?」
「うぅ……」
泣きそうになりながらもお尻の中にシャボン液を受け入れていく。

「さぁ、全部入りましたぞ?」
「あ、ありがとう……」
「少し出してみて下さい」
「えぇ」
そう言ってイチゴ姫はぷっと可愛くおならをすると、それと同時にシャボン玉が出てきた。

「人と話す時はそれを出しながら話すのですぞ?」
「なぜ?」
「エフェクト効果ですな」
「えふぇ?なに?」
「気になさらずに」
「ふぅん?わかったわ」
そう言いながらもイチゴ姫は、ちゃんとシャボン玉をお尻から出している。
出てきたシャボンは部屋中に舞ってはそこいらで割れている。
元は尿なので、部屋中を尿まみれにしているのと変わらないが、なぜか幻想的で綺麗なのが謎である。

「イチゴ姫、お召しものを……」
「えぇ」
そう言っておじさんが差し出した服に足を通す。
そのままドレスを肩まで上げて、腕を通す。

ドレスと言うよりワンピースのような形のそれは、部屋にあったぱんつを縫い合わせて作ったものだ。
おじさんが昨日夜なべして作った力作だ。
もちろん力によって裁縫名人になって作ったのだが。

「わぁ!素敵なドレス!」
「気にいってもらえて光栄です」
ぱんつは全て裏面が外になるように作ってある。
なので汚れたクロッチ部分が一目で丸見えだ。

「では姫、ティアラを……」
「はい」
頭を差し出すイチゴ姫にティアラと言うには大きすぎる物体を頭に乗せて、紐を顎に通して結ぶ。

「ちょっと重いかも……」
「我慢してください?威厳は大切なんですから」
「それもそうね」
微笑むイチゴ姫の頭には、アヒルのおまるが括りつけられている。
蓋を外した穴に頭を突っ込んで、アヒルの顔が後ろに来るようになっている。
バカみたいだが笑顔は百点に可愛い。


「では行きましょうか?」
「今日の予定はなに?」
「王子様がお迎えにあがっていますので、共に舞踏会へ」
「まぁ素敵!」
無邪気に喜ぶイチゴ姫。
これだけで胸がいっぱいになる。


自宅であるマンションを出ると、下の駐車場に王子様がいた。

「ねぇじいや?王子様はどこ?」
「そこにいらっしゃいますが?」
「馬はいるようだけど……王子様がいないわ?」
そこには白馬だけが紐で括られていた。
マンションの住人達が出てきて、珍しそうに見ている。
因みに白馬と言っても上等な毛並みの格好いいものではない。
ボロボロの手入れされていない毛並みに、だらしない口元。
本物の馬なんてこんなものである。

「この白馬が王子様ですぞ?」
「まぁ!そうなの!?これは失礼を!私、イチゴ姫ですわ。よろしくお願いします」
スカート部分を両手で持って広げて、ぺこりとお辞儀をする。
異様な出で立ちのイチゴ姫を見て住人たちが噂する。

「あれってイチゴちゃんじゃないの?」
「あれが!?馬鹿みたいな格好だけど本当にイチゴちゃん!?」
「真面目ないい子だと思ってたのに変態だったのね?」
「あの汚い服ってもしかしてぱんつじゃないの?」
「うわぁ、そうだわ。恥ずかしくないのかしら?」
「あのシャボン玉どこから出てきてるの?」
「あらぁ!お尻からよ!?なにあれ!?」
「っていうか臭くない?」
「いい匂いの中におしっこの匂いが混じってるような……」
住人達は力である程度コントロールしているので、騒ぎにはならない。
色とりどりのぱんつを纏ったイチゴ姫は、スカートを捲ってシャボン玉を出しつつ、ポンプを押して香水を出している。
そのまま白馬に近づいて可愛く微笑む。

「では舞踏会の会場までよろしくね?」
そう言って馬の背に乗ろうとしたので止めに入る。

「姫?王子の背中に乗ろうだなんてはしたないですぞ?」
「あら?そうなの?じゃあどうするの?」
「王子に抱かれて移動というのはどうですか?」
「王子様に抱かれて!?ちょっと!その方がふしだらなんじゃ!?」
「夢見心地ですぞ?」
「やりましょう!」
なんだかんだで乗り気なイチゴ姫はまた白馬を見る。

「でもどうやって?」
「王子の馬ちんぽで突いてもらえばいいのです」
「その手があったわね!」
そう言うとむき出しの馬のちんぽにキスをする。

「王子様?逞しいちんぽでイチゴを突いてください」
そう言ってまんこを差し出す。
馬はその言葉がわかったのか、即座にちんぽをイチゴ姫に突き入れた。

「ぐがあああ!おおぎずぎるうう!むがっ!むがっ!」
ちんぽを刺されたイチゴ姫が悲鳴を上げる。

「な、なにあれ?なにやってるの?」
「本当に入ってるの?気持ち悪い……」
「あの優しそうなお父さんはなにしてるの?子どもがこんなことしてるのに……」
「止めさせた方がいいんじゃない?」
「でも見て?気持ちよさそうな顔してきたわよ?」
「まぁ、真正の変態なのね?放っておきましょう?」
「そうね?あんなのただの馬のチンポケースじゃない」
呆れた主婦たちは鼻で笑って帰っていった。


ちんぽに刺されたまま移動するイチゴ姫。
振動で気持ちいいのか、イチゴ姫は常に喘いでいる。

「うぎい!はぁはぁ、ひぐっ!きもひいいい!」
だらしない顔を晒しながら進むイチゴ姫を見て、通行人達はビックリしている。
ただでさえ公道を馬が歩いていたらビックリするのに、そのちんぽに幼女が刺さっていればなおさらだろう。
さらにその幼女は喜んで受け入れているのだから。

「なんだなんだ?なんかのイベントか?」
「いやいや!見てみろよ!あれ!」
「な!?女の子!?あれ本当に入ってんのか!?」
「あのだらしない顔、そういうことなんじゃねぇの?」
「まじかよ!俺ちょっと写メ撮ってくる!」
「俺も俺も!」
サラリーマンがニヤニヤ笑いながらその光景を写真に収める。

「がはあああ!?うううう!」
馬が立ち止まったと思うと、急にイチゴ姫の様子がおかしくなる。
見ていた人たちがさっと引いていく。

「ああ、射精なさったのですか?」
「ぐひいいい!そ!そのようですわぁああ!なかにいい!なかにはいっでぐるうう!」
しばらく射精が続き、漏れた精液と共にイチゴ姫がアスファルトに落ちる。

「ぐへっ!」
「イチゴ姫?王子にお礼を」
「ひゃっ、ひゃい……」
顔を打っておまるが破壊された。
ぐしゃぐしゃになった髪もそのままに、たどたどしい足取りでイチゴ姫が馬の後ろに回る。

「王子の愛、しかと子宮で受け止めましたわ。愛しています」
そう言って馬の尻の穴にキスをする。
すると違和感を感じたのか馬の目つきが変わる。
危ないと思っておじさんはとっさに援護の言葉を送る。

「イチゴは怪我をしない頑丈な身体!」
「ぐひっ!?」
そうおじさんが言い放つのと同時に、馬がイチゴ姫を蹴りあげた。
イチゴは数メートルはぶっ飛び、裏返された虫のような格好で手足を動かしながら泡を吹いていた。

「間に合ってよかった」
おじさんの咄嗟の機転で大けがを免れたイチゴ姫。
感謝して欲しいものだ。
まぁ、馬が蹴らないように力を使えばよかったのだが。

「姫?馬の後ろに立つと危険ですぞ?」
「しょ……そのようね?」
完全に引いている通行人達を背に、ボロボロになったイチゴ姫を立ち上がらせ、徒歩で会場に向かうことにする。
因みに馬はそのまま走って行ってしまった。
馬には真直ぐ家に帰るように指示してあるので安心だ。


「王子にフラれてしまいましたね?」
「いいのよ、運命の人じゃなかっただけだわ」
「人じゃなかっただけですよね?」
「ん?そうね。それより舞踏会よ!そこで新たな出会いを待つの!」
恋に燃えるイチゴ姫と共に向かった先には、華々しい舞踏会の会場があった。

「ここが舞踏会の会場ですぞ」
「ここがっ!?」
そこは昨日の公園である。
色とりどりの花や鬱蒼とした草木が茂るいい公園である。

「本当にここなんですか!?」
「いやぁ、今日はお招きいただきありがとうございます」
おじさんはイチゴ姫を無視して遊んでいた子どもに話しかける。
子どもは不思議そうな顔をして逃げていった。

「さぁ姫、踊りましょう」
「誰と!?」
「あの方なんてよさそうじゃないですか?」
「って……あの犬のこと?」
「一見するとただの犬、しかしじいやにはわかります。あれは呪いの類ですな」
「の!呪い!?」
「さっきの王子、おかしいとは思いませんでしたか?」
「確かに……薄々思ってはいたけど、ただの馬のようだったわ」
「あれも呪いで姿を変えられていたのです」
「なんてこと!?」
「恐らくあの犬も……」
「可哀そう!私が助けてあげたい!」
「なんてお優しい」
「どうすれば!?」
「真実の愛……」
「やはり、そうなのですね?」
「聡明な姫のこと、お気づきだとは思ってました」
「ええ、それなら話は早いわ。キスを……」
「姫、そうではありません」
「え?キスじゃないの?」
「真実の愛と申したはずですが?」
「愛……そうね。それは簡単なものではないのね」
「恋は落ちるもの、愛は積み重ねるものです」
「じゃあどうすれば……」
「まずはお近づきになったらよろしいのでは?」
「そうね!せっかくの舞踏会なんだし!」
そう言って無邪気な顔で走りだすイチゴ姫。

「姫?作法はおわかりで?」
「あ、いけない……どうしましょう?」
「お耳を……」
こそこそと作法を教える。
この時点で何事かと人が集まっている。
昨日の一件を見ていた人も何人かいるようだ。

「おお!本当にいるじゃん!」
「連日は無いと思ったのに、今日もいるね!」
「はわぁ!いちごたぁん!僕だよぉ!またセックスしようよぉ!」
観客が集まりだした。
それを無視するように歩むイチゴ姫。
犬の前に立つとスカートを捲り、ガニ股になってまんこを開いた。

「私、イチゴ姫と申します、お見知りおきを」
犬は開かれたそこを嗅ぎ始める。
因みに今回犬の行動はおじさんが事前に指示してある。
馬もそうだが、おじさん動物にまで嘘つけるってちょっと凄いよね。

犬は後ろを向くと、少し固くなったちんぽをこちらに向けた。
犬、器用である。

「では、失礼しますね?」
どこからともなく、というかおじさんの持っていたラジカセから音楽が鳴り始める。
ワルツの音に合わせ、緩やかな3/4拍子で踊り始めるイチゴ姫。
1・2・3のリズムで見事な踊りを見せる。

1でまんこにちんぽを入れて、2でケツの穴に入れる、3で引き抜くと同時に屁をこくという見事な踊りである。
もちろんおならと同時にシャボンが出てくる。

スカートを捲りあげてお尻を突き出して、腰を動かしノールックで的確に入れていく。
ロマンチックな曲に合わせて、卑猥な顔で快感を貪る。

「す!凄い!あれを見ずにやるなんて!」
「あの体勢で身体をキープするだけでも疲れんのにぃ!?」
「ちっ!まったく!無茶しよるわっ!」
観客もおかしなテンションになっている。

「あれは伝説の床上手であるイギリスのとある姫が編み出したという秘儀……まさか現代に仕えるものが残っていたとはな……」
「じいさん!?いったいあんた……」
「なぁに、ワシは人より少し多く生きているだけのただのジジイじゃよ」
「ふっ!役者はそろたってわけだな!?」
「こうなったらみんなで見届けようやぁ!」
「今!歴史が動くぜ!」
動かない。
なんだこの変なノリは。
おじさんはなにもしてないのに……。
どうやらバカが揃ったらしい。

「って思ったら君らか……」
「おじさんこそなにやってんだ?」
「あれイチゴちゃんやんねぇ?すっごいわぁ」
「あの技はなかなか出来るもんじゃねえ!胸が熱くなるぜ!」
「ワシも同感じゃ。あ、おっさん、おはよ」
そこにいたのはコナツとコユキ、そしてヒカリの馬鹿3人だった。

「ぬぎいい!むふっ!ぷうう!」
「バッカみてぇ!あのいつもすましたイチゴだとは思えねぇな!」
「イチゴちゃん疲れとってんなぁ……」
「ほんまおもろい顔しよって、負けてられへんで!?」
「おぁ?ほな行こかぁ?ナッツぅ?」
「なんだなんだ!?お前らまで参戦か!?こりゃあますます熱い展開だな!」
「もう君ら黙っててくれない?」
おじさんは邪魔にならないように3人を隅で遊ばせておく。
コナツとコユキは変顔勝負を初め、それを見てヒカリが大爆笑している。
あぁ、本当に邪魔だ……。


そうこうしている内に犬の方が耐えきれなくなってきたらしい。
イチゴ姫は逝けそうで逝けない快感に顔が崩壊している。

「ぬぎいいい!せつない!おまんこ突きまくりたいいい!」
イチゴ姫がまんこに入れて、抜こうとした瞬間動きが止まった。

「あれぇ!?ぬ!抜けない!?」
犬の射精が始まったらしい。

「おお!?おふうう!中でぇえ!中で広がってるうう!」
犬のちんぽが膨張していく。
先ほどまで出ていた透明な液体とは違い、本当の射精が始まったようだ。

「ごひいいい!流れてくりゅうう!王子様の愛がああ!あひいいい!逝けりゅう!このまま何回でも逝っちゃえりゅううう!ひぎっ!」
イチゴ姫はそのまま数十分射精が終わるまで逝き続けた。


「のぴっ!?」
犬は射精が終わると、そのままイチゴ姫を振り替えることもなく去っていった。
またも顔からこけたイチゴ姫は、尻のみあげた状態でピクピク痙攣している。
集まった観客が近づいて行き写真を撮っている。

「すっごい!まんこからダクダク白いの出てるよ!?」
「まじで射精されてやんの!惨め過ぎるだろ!?」
「てかこれってぱんつだよね?ちょっと臭いんだけど……」
「てかさっきからこのシャボン玉なに!?おもしれぇ!」
「なんかついてるぞ?」
「おい!押してみろよ!」
「えぇ?それっ!うわっ!なんか出てきた!」
「いい匂い?香水か?ってクサっ!小便の臭いがして来たぞ!?」
「当たり前だろ!?これ膀胱に入ってんじゃね?」
学生やサラリーマン、主婦など色々な人がイチゴ姫を見世物のように見て回る。
膀胱の中の香水は、新たに生成された尿の割合が多くなり、きついアンモニア臭の方が強くなっている。


「イチゴ姫?起きて下さい」
「ふへぇ、つ、疲れたわ……」
「食事にしますか?」
「えぇ、でも食事はどこ?どうすればいい?」
「本当に姫はなんでもじいやを頼る。まぁいいでしょう、ここに白馬の方の王子が残した尿があります」
「まぁ、素敵!いただくわ!」
そう言っておじさんが取り出した2リットルのペットボトルに入った馬の尿をごくごく喉を鳴らせて飲み始める。

「ぷはっ!癖があるけど美味しいわね!」
「姫、しゃべると小便臭いので口を押さえて下さい」
「あら、ごめんなさい」
そっと口を押さえるイチゴ姫。

「まじで小便飲んだのか!?」
「いや!昨日は凄かったんだぞ!?ゲロまで飲んでた!」
「こんな可愛いのにマジか!?」
「ネットにアップされてるから見てみろよ!」
男子学生達がヒートアップしている。
向こうの隅でヒカリたちも変顔勝負にヒートアップしてるが、もう見ないことにする。

「ふぅ……あう!?ふううう!」
歩き出そうとしたイチゴ姫はとっさにお腹を押さえてしゃがみ込む。
そのまま凄い勢いでシャボンと共にうんこを排出する。

「ふひいいい!きもひいいい!」
「うわっ!糞もらしやがった!」
「変なもん飲むから腹壊したんじゃねぇ!?」
「気持ちよさそうな顔、情けなさ過ぎて同情するわ……」
うんこを漏らしながら必死にポンプを押して、臭いをどうにかしようとするイチゴ姫。
しかしほぼ尿となったそれは、周りにアンモニア臭を撒き散らすだけのものとなっている。

「全部出ちゃったぁ……。じいや?どうすればいい?」
「お礼を言えばよろしいのです」
「あら、そうなの?うんこ様、今までお腹の中にいてくれてありがとうございます」
丁寧に三つ指を立てて、うんこに向かって土下座する。

「それにしても中にいすぎです。最近なかなか出てくれなくて困っていたの」
「イチゴ姫は便秘気味だったんですね。それなら括約筋を壊せばよろしいですよ?」
「どうすればいいの?」
「ケツの穴に人差し指を2本とも入れます」
「ふんふん」
そう言いながらイチゴ姫は指を肛門に入れた。

「そのまま開きます」
「ぐひいい。こ、こう?」
「もっとだろ?」
「ぐひゃあああ!」
どこから現れたのかヒカリがイチゴ姫の手を持って勢いよく広げた。

「だらしねぇなぁ。オレなんてその何倍も開いてるってのに」
「ヒカリと一緒にされたらねぇ」
「なんだおじさん?文句あんのか?」
「向こうに行って遊んでなさい」
「へいへい」
ヒカリが去って行き、肛門を押さえてジタバタするイチゴ姫のみそこに残される。

「いったそう!まだお尻の穴閉じ切って無いわよ!?」
「のた打ち回ってるな!おもしれぇ!」
人々が競うように動画を撮っている。

「はぁはぁ……」
「姫?落ち着きましたか?」
「え、ええ……それより少し寒いわ」
転げまわっている内に服が脱げ、イチゴ姫は裸になっていた。

「それならば身体中を叩くと温まりますよ?」
「それは名案ね!」
よろよろと立ったイチゴ姫は、自分で自分の胸を平手打ちした。

「あひいい!」
ペチンといういい音と共に身体が赤くなる。

「う、うぅ……あひゃああ!」
またペチンという音が響き、今度はまんこを赤く染める。

「そんなんやったら日が暮れるでぇ?」
「手伝ったるわ!」
「え?え?あひゃあ!ぎいい!いたいいい!痛い痛い痛い!」
ペシペシと次々に紅葉を作っていくのは悪魔の姉妹コナツとコユキだ。
楽しそうにイチゴ姫の身体を真っ赤に染めていく。

「なにあれいじめ?」
「友達っぽかったのにな?」
「相手変態なんだし遊びみたいなもんだろ?」
「涎垂らして気持ち良くなってみたいだしな」
その言葉通りイチゴ姫は徐々に痛みが快感に変わり最後には逝き果てた。

「ひゃっ!ひゃああ!いぎううう!」
「うわ!びっくりしたぁ」
「急になんやねん!叩かれただけで逝ってもうたんか!?」
自分たちでやっておいて気味悪そうな顔をしている二人。

「もういいから二人とも向こうでヒカリと遊んでなさい」
「なんなんおっさんノリ悪いわぁ」
「もうええわ!おーい!ヒカリン!もう行こうや!」
「お?行くか?」
どうやら3人はどこかに行くらしく去っていった。
残されたのはまた哀れにピクピクするイチゴ姫。
身体中を真っ赤にさせている。


「こんなんで逝くとか同じ女として軽蔑するわ」
「ほんとね?普段のオナニーもそうとう凄いんでしょうね」
二人の女学生の言葉にイチゴ姫が反応する。

「ねぇ?じいや?オナニーってなに?」
「目に入った物をまんこに突っ込んで、寂しさを紛らわすための下々の生活の一部です」
「まぁ、庶民は大変ね?」
「イチゴ姫も経験なされるのはどうですか?」
「そうね?庶民の気持ちを知るのも勉強だわ」
そう言って見渡すも周りに物は落ちていない。
すると見ていた男子学生がニヤニヤしながら、カバンから出した食べかけのパンを投げる。

「あ、パン……よいしょ……うぅ!」
それを拾ってまんこに詰めるイチゴ姫。

「うわっ!マジで入れた!食べかけだぞ!?」
「すっごい!なんでもするのね!?」
「おもしろいな!もっといろいろ投げようぜ!」
そうして見ていた者たちが思い思いの物をイチゴ姫に投げ始める。
それは動物に餌をやるような光景だった。

主に投げられるのはゴミばかりだった。
カバンやポケットに入ったゴミをみんながイチゴ姫に投げつける。

「いたっ!ん?これはレシート?うひっ!これは?噛み終わったガムかしら?あぅぅ……」
次々に投げつけられるゴミを律儀にまんこに入れていく。
イチゴ姫の中がパンパンになったのか、なかなか物が入らなくなってくる。

「これ使えよ!」
そう言って男が枝を放り投げる。

「まぁ、ありがとう。うぐぐ!うひ!あひゃああ!アオッ!アオッ!」
枝をまんこに突っ込んでゴミを子宮にまで入れこんでいく。
終わった後はもちろん枝もまんこに入れる。

「い!いちごたぁん!これも!これも!」
昨日セックスをした気持ち悪い男が、自分がさっきまで履いていた汚れたブリーフを投げつける。
顔に直撃したそれを拾うイチゴ姫。

「ぷふっ?まぁ、素敵なお召しもの。頂いてよろしいのですか?」
「いいい!いちごたんのまんこに突っ込んで!早く!早くうう!」
「ええ、ありがとう。ぬふうう!はぁはぁ、ひぎいい!いぐうう!いぐううううう!」
「いちごたんが!僕のぱんつ突っ込んで逝ってる!ひゃひゃひゃ!あひゃっ!」
男は小躍りしながらそれを囃したてる。

「もうゴミ箱同然だな」
「っていうかゴミだろ?これが」
「なんか可哀そうになってきたわ」
周りの人間はもう人を見る目ではなく、物を見る目になっている。


「イチゴ姫、あれはなんですか?」
「へ?なに?」
「怪しい男が近づいてきています」
「へぇ?」
不思議そうなイチゴ姫に、耳元で次の指示を呟く。

「な!なんですか!?あなたたちは!」
急に叫んだイチゴ姫にビックリする周りの人たち。
しかしイチゴ姫の見る方向には誰もいない。
するとイチゴ姫は、さっきまで見ていた方向にパッと移動した。

「へっへ!見つけたぞ?イチゴ姫!」
悪そうな顔をしてさっきまで自分がいた位置を睨むイチゴ姫。

「これって?」
「一人二役?」
「またなんか始まったな」
見ている人たちはもう慣れたのかあまり驚かない。

「捕まえたぞ!」
「いやああ!助けてええ!」
一人で捕まったふりをするイチゴ姫。

「さあ!財宝のありかを言うんだ!」
「嫌っ!私は姫です!あなたがたには屈しません!」
「生意気な!これでもか!」
おじさんがそっと手渡したライターで自分のまんこを炙る。

「あじゅうう!あづいい!あづうう!」
腰をヘコヘコ動かしながら自分で自分のまんこを焼いていく。

「ぐひいい!毛が!毛が燃えちゃううう!」
生えかけだったまん毛は縮れて無くなってしまった。

「ふぅふぅ……はっはっは!脱毛してやったぞ!?お礼を言うんだな!」
「な!なんで私が!早くその手を離しなさい!」
「まだ抵抗するのか!?それなら!」
今度はペンチを手渡す。

「へっへっへ!これで!」
「な!なにをするつもり!?」
「クリトリスをこうするんだよ!」
「ひぎゃあああ!」
自分のクリトリスをペンチで挟んで捻る。
その激痛にのた打ち回るイチゴ姫。

「ふぅ!ふぅ!さあ!言え!財宝はどこだ!」
「いやぁ!」
「仕方ない!これだけは使いたくなかったが!」
チャッカマンをイチゴ姫に手渡した。

「こ!これでなにするつもり!?」
「こうするんだよ!」
そう言ってチャッカマンをまんこに突っ込んだ。

「や!やめて!?それは!それだけは!」
「もう遅い!」
カチッと押すと同時にイチゴ姫が悲鳴を上げた。

「あぎゃあああ!あづうううう!いやああ!あづいいい!燃えでるうう!なかの!なかのやつがあああ!」
本来なら空気の無い膣内では火はつかないが、おじさんの力を込めたあのチャッカマンは宇宙でも火を吹くだろう。
そしてさっき中に入れていたゴミに引火したわけだ。
自業自得なその光景に一同は腹を抱えて笑う。

「なにこれ!?本当に燃えてんの!?」
「まんこから煙出てるぞ!?ひゃひゃひゃ!」
「芸人でもそこまでしないよ!」
「もうだめ!腹よじれる!」
涙を流して笑う人々。
イチゴ姫は近くにあった噴水に駆けていき、ヒップドロップのようにお尻から飛び込む。

「いたっ!ふぅ!ふぅ!はぁ……」
火が鎮火して、一番手前のブリーフを抜き取ると、水でふやけたゴミたちがまんこから出てくる。

「死ぬかと思ったわ!」
「大丈夫ですか?姫?」
「もう、じいやがついていながらなんてことなの?しっかりしてね?」
「じいやも年ですゆえ」
「もういいわ。今日は帰りましょう?」
「そうですね。さあ皆さん、イチゴ姫のお帰りです。盛大な拍手を」
おじさんがそう言うと周りの人たちは拍手で見送ってくれた。

「また来いよな!」
「次も期待してるぞ!?」
「あんまり無理ちゃだめよお!?」
声をかける人々はどこか温かかった。

「人々に慕われてこその姫、さすがはイチゴ姫です」
「じいやが色々教えてくれるからよ?いつもありがとうね?」
背伸びをしたイチゴ姫がおじさんの頬にキスをする。

「はわあああ!びっくりしたぁ。おじさんそういうのには慣れてないんだよね」
帰り道、裸の幼女はご機嫌だった。
おじさんの手を取りゆっくりと家路につく。


「イチゴ姫はいつものイチゴに戻るよ?記憶は残るけど、おじさんのこと怒らないよね?」
マンションに帰ったおじさんは力を使ってイチゴを元に戻す。

「あれ?わたし……姫って……なに子どもみたいなこと……」
「イチゴは子どもでしょ?」
「まぁ、そうなんですけどね……」
「どうだった?お姫様になってみて?」
「……楽しかった……のかな?」
「なんか納得いってないね」
「というか、イチゴ姫は私がなりたかったお姫様じゃないですね」
「おじさん風だったからねぇ」
「確かにへんてこだったんですけど、それだけじゃなくて……」
「えぇ?じいや頑張ったのに?」
「確かに凄いですね?魔法?まぁなんでもいいですけど。でもおかげで勘違いは解けました」
「勘違い?」
「なんども申し訳ないですが、私はお姫様になりたかったんでも無かったようなんです」
「なんだよそれぇー」
「ふふっ」
「でもなんか満足そうだね?」
「私がなりたかったものは、結構簡単になれるものなんだってわかったからですかね?」
ニコニコしながら語るイチゴ。
おじさんはなにを間違えたのかわからない。

「ねぇ、勘違いってなんだったの?イチゴがなりたかったものってなに?」
「言いましたよね?私がなりたかったのはクレメンティーネ姫だって?」
「だから姫になったじゃん」
「だからぁ、私がなりたかったのは、お姫様じゃなくてクレメンティーネその人だったんです」
「はい?」
「世間知らずでちょっぴり我がままで、だけど素直で可愛い。そんな人になりたかったんです」
「あぁ、そういうこと?」
そうだったのか。
それなら簡単だね。

「でもやっぱり難しいですね。私、我がまま言うの苦手なんですよ」
「勇気を出して言ってみたら?」
「困らせるのが解っていても?」
「そんなあなたにご朗報。お宅のお父さん、不倫してますぜ?」
「えぇ!?」
「最近義理のお母さん、帰り遅くない?」
「はぁ、今日も泊まりだって言ってましたね」
「義理のお母さんも不倫してますぜ?」
「はぁああ!?な!なんで!?へぇ!?」
「おじさん探偵さんに調べてもらったからね。証拠見る?」
もういいですよと首を振るイチゴ。

「本当に勝手な人たち。また他に好きな人が出来たんですか?はぁ……」
「近々また離婚騒動があるかもねぇ?」
「胃が痛くなってきました。さなえさん、あぁ、義理の母親なんですが、彼女も悪い人ではないんですが、その……軽薄な人なんで……はぁ……」
ため息をつくイチゴ。

「浮気相手って誰だと思う?」
「さなえさんの?それなら察しがつきますね。この前言っていたフィットネスクラブのコーチでしょう。格好いいって騒いでましたから」
「おお、ご名答」
「やっぱり。これはケーキバイキングじゃ許せないですね。というかお父さんもお父さんです。あの人も浮気ですか?本当に……」
「ね?勝手なことして困らせるのは向こうもなんだから、イチゴもたまには我がまま言ってみれば?」
「そうですね、腹が立ってきました。今なら言えそうです。例え……それが叶わないと知っていても、言ってみるだけなら……」
「ほら、帰ってきたみたいだよ?」
玄関の方でガチャガチャと音がする。
お父さんが帰ってきたようだ。

「たっだいまぁ!あ!おじさん!すいませんねぇ!イチゴの世話任せちゃって!お!?イチゴー?服着ないと風邪引くぞ?」
「年頃の娘がおじさんと裸でいるのに感想はそれだけですか?」
「ごめん、おじさんがそれは、ちょっとね?」
「あぁ……」
察しのいいイチゴはおじさんがお父さんをいじったのが解ったようだ。

「そんなことよりお父さん!浮気しているっていうのは本当ですか!?」
「はああ!?ちょっ!なんで!?えええ!??」
「その慌てよう、本当のようですね。はぁ……」
またため息をつくイチゴ。
一旦抜いた力を入れ直し、お父さんをギッと睨みつける。

「ひいいい!ご!ごめん!さなえのことも好きなんだよ!?本当だよ!?」
「お父さん!」
「はい……」
「いつもいつも私を困らせて!大人がそんなんでいいんですか!?」
「すいません……」
「まったく!今日という今日は許しません!」
「そんな!でもね!?あの!あの!」
「黙れっ!」
「あうう……」
お父さんが項垂れる。

「お父さんが好き放題するならこっちにも考えがあります!」
「ええ!?お願いだ!イチゴ!非行にだけは!非行にだけは走らないでくれ!」
「なんで私がお父さんごときのことで不良にならなきゃならないんですか?」
「傷ついたぁ……」
「あの……私の……私の我がままも聞いてもらいますよ!?」
「へ?イチゴが……我がまま?」
「はい……」
顔を赤くして下を向いてしまうイチゴ。
おじさんは言葉に詰まるイチゴの肩に手を乗せた。
イチゴはおじさんの手を握って、意を決したのか顔を上げる。

「私!お母さんと暮らしたいです!」
「いやだあああ!お父さんの元から去るっていうのか!?お父さんを見捨てるの!?」
「違います!お母さんと!それと……お父さんと……暮らしたいです……」
「……イチゴ?」
「三人で……また……暮らしたいです……たまになんて嫌です……ずっと一緒にいたいんです……」
「イチゴ……」
それがイチゴの夢。
我がままの言えないイチゴは、自分の気持ちを偽っていたのだ。

「じゃあ……許してくれるかな?」
「はぁ?」
「いや……あの……浮気のこと……」
「なんでそうなるんですか?頭死んでるんですか?」
そのやり取りを見て笑うおじさんまでキッと睨まれた。

「あのね?イチゴ、お父さんの浮気相手って誰だと思う?」
「は?知りませんよそんなの」
おじさんは探偵……という名のおじさんが撮った昨日の夜の浮気現場の写真をイチゴに見せる。

「これって……」
「いやぁ、ちょっと前からなんだけどね?でも今はさなえもいるし、イチゴもさなえと仲良くやってるようだし言い出しにくくって……」
「……向こうはそれでいいんですか?」
「別れたんだって。それで相談に乗ってて流れで……ね?」
「そう……ですか……」
涙を流すイチゴ。
でもそれはきっと悲しい涙じゃない。

もうイチゴは大丈夫だね。
立ちあがったおじさんは、イチゴの頭をポンポンと撫でた。

「じゃあじいやはお暇させてもらいますね?もうお世話係はいらないらしいですから」
「ありがとう……じいや……」
「おじさんはなんにもしてないよ。さて、帰りますか。親子水入らずを邪魔しちゃならんですからね」
そう言ってマンションを後にする。

ポケットに手を入れたら、もう一枚写真が入っていたことに気付いた。
それもお父さんの浮気の写真だった。

そこには、仲良くキスする男女がいた。
イチゴのお父さんと、イチゴによく似た可愛い女性が……。
[ 2013/01/15 03:12 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

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